現代病←→古からの気質。 | トーキングドッグ

現代病←→古からの気質。

ちょっと一息。何も前に進まない…。マジで一日40時間くらい欲しい笑。




サカナクション・山口一郎氏が鬱病で休養する、というアナウンスを目にしたのはいつだったか。その後、今年の初めに、フジテレビ深夜の藤原ヒロシ氏とダベる番組で見かけて「あぁ復帰したのか」となったが、まだ早いのではという思いもあり、この間のNHKスペシャルを観てみた。


きちんと医者が診ているようなので大丈夫なのか。しかしツアーとか…。会社員とかだったら絶対まだ休んでいる方がいいだろうが、「音楽は人生そのもの」だからやらないわけにはいかないのだろう。


「音がそろっていく」って気持ちいいじゃないですか。やめられないですよね。意地でも食らいついていくー




もう十年くらい前、山口さんの魚釣りに同行しつつ音楽について聞く、というドキュメンタリーがあって。船に一緒に乗っていた若いディレクターが薬指に指輪をしているのを見て、「結婚生活どうですか?」みたいな話になってその中で、


「僕結婚すると歌詞が書けなくなりそうなんですよね」


歌詞のために結婚しないわけではないだろうが笑、ストイックすぎるなと。


真面目でどこまでも頑張ってしまう人には、ストレスや負荷がかかり続け、それがリミットを越えてしまうと、という図式は浮かぶ。




休養前に予定されていたツアーは、中止すると数億円の損害だったそうで、事務所の社長の独断で中止にしたそう。よく止めたなと。強行していたらどうなっていたか。しかし売れたら売れたで大変だな、とも思った笑。


その社長さんに鬱病の知識がどれだけあったのかはわからないが、現代社会に生きる人には必須の知識かもしれない。今関係がなくても。


以前読んだ『うつ病九段』という、プロ将棋士の先崎学氏による著作が、分かりやすく鬱病の恐さを知れて良いです。


先崎さんは羽生善治世代で、「おもろい」人という印象だったから「意外」だったし、取り巻く状況がまた。藤井聡太出現前の将棋界は「斜陽」で、盛り上げるために頑張ったために発症し、休養中は将棋界の情報を遮断していたため、「藤井フィーバー」によって将棋がワイドショーに取り上げられるほど盛り上がっている状況がどうしても信じられない、浦島太郎状態だったというのが、面白いといったらアレだけど、おもろい笑。




現代人の◯人に一人が鬱状態、という指摘もあり、なぜこれほど現世人類は鬱気質を内抱しているのか、といえば、生存のために必要な機能だから、ではないかと。とりあえず単純に、人間の脳はまだ現代文明の生活に適応できていない、とは言えそう。


なるべくのんびり生きましょう。死ぬ気でサボりましょう笑。