アスリート、普遍性、個性。
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『BLUE GIANT』10巻。
「ジャズと言えばバークリー」
「才能ある連中と日々練習し、さらに腕を上げて勝った者がプロのジャズプレーヤーになる」
主人公・大の師匠はバークリー音楽大学に行ったが、大はアメリカを最終目的地とし、まずは欧州へ渡る。
コトリンゴ(漫画のキャラではない笑)がバークリー出身で、思い出話をラジオやライブのMCやインタビューで何度か語っているのを耳にして、競争、学生たちの情熱、その凄まじさを自分も垣間見たつもりでいる。…なんか映像的に記憶が残っているので、あの方は意外と話が上手いのかも。意外とか言ってはダメか笑。
ミュージシャンとアスリートは似ていると思っているが、この場合は前者の方がより大変かもしれない。まず普遍性(技術、知識)を獲得したうえで、輝くような個性が求められる。圧倒的な。みんながお金を出したくなるような笑。例えばピアニストなら、ピアノの演奏技術が高いだけではダメだろう。「国際人になる」と英会話を磨いても、求められるのはその英語で何を話し聞くのか、というのに似ている。スポーツの場合、その競技のルールの枠内で活躍できる技術があれば、とりあえずプロにはなれそう。「演奏技術」が高ければ。
そんなわけで、四年間(?)毎日朝から晩までピアノ漬けにならざるを得ないよなそりゃ。
普遍性と個性。プロのミュージシャンたちってすごいのよ。リスペクト。