ハイヒールで闊歩するオレンジ鳥。 | トーキングドッグ

ハイヒールで闊歩するオレンジ鳥。

エラ・フィッツジェラルドのライブ映像にて、オーケストラをバックにバラードを歌う際、始める前にちょっと間があり、役に入り込もうとする俳優のように見えて、歌うのも演技のようなものだなと思う。




明日開催の『ツバメ・ノヴェレッテ』ダンス交響詩@東京文化会館、コトリンゴがピアノを弾かずに歌う場面があり、湯山玲子×コトリンゴ×首藤康之の対談動画でも「ディーヴァみたい」と言われていたが、二年前の高山公演(配信で鑑賞)ではホントに迫力があって感心した。何でもできてしまう天才・コトリンゴ。


オーケストラによる壮大な「ツバメが飛ぶうた」や、弦楽器の重なりが美しい「Lost shoes」を生で聴くのが楽しみである。


コトリ「首藤さんの表情までご覧になってくださいね」。三階席…。双眼鏡を持っていくか。




「ポップス畑のミュージシャンにオーケストラアレンジをやらせる」コンセプトというが、そもそもそんなにできる人がいなさそうな。


コトリ「自分でピアノを弾くことを考えず、頭の中のイメージだけで作ると、何かうわ~っと重ねすぎてとんでもない感じになったりする」。この方もまた、あふれ出てきちゃう人なのね。




コンセプト・アルバムと思いきや、ツバメがあまり関係ない曲もあって笑、今回改めてきちんとストーリーを書いてみたそうです。10年経って完成するお話。

予習として久々に聴いてみたら、自分の耳も少し進歩しているのか、聴きごたえが増していてリピートしまくり、おかげで新譜『小鳥百景』が全く聴けず笑。神谷くんのドラムが若々しくて華やかだなぁとか。「maiden voyage」は天才が爆発してるなとか。

改めてすごい作品。公演に行かれる方は公演後、CDを買って聴きましょう。