親子の笑顔 | 人は話さずにはいられない「トークケア」

人は話さずにはいられない「トークケア」

栗原未来主宰 日本発の思いやりを形にした”トークケア”。
より多くの方に楽しんでご利用頂けるよう、
スタッフやサービス、その他皆様のライフスタイルに
有効なご案内をしております。

先日 勤め先の学童で こんなことが ありました



その日は 土曜日でした

ほとんどの保護者は 土曜日は お休みのようで

お子さんの預かりは ほとんどありません

でも その日は 二人の男の子を お預かりしました



朝8時から夕方まで お預かり予定の

1年生の〇〇君と

10時頃から午後2時頃までの 3年生



二人とも 大人しい性格で いつもカードゲームをしたり

本を読んだりして 過ごすことが 多いので

まったく 心配は していませんでした


その日は 午前中を 男性の先生と アルバイトの女性

午後を 私と 別のアルバイトの女性

で 保育をしました

ちなみに 子どもが1人でも居れば

先生は2人以上で 対応する決まりです



出勤をして 申し送りを確認すると

1年生の〇〇君が ちょっと わがままが出ていて

3年生と 一緒に遊んでいても

自分に有利なルールに 変更したり

ゲームに負けそうになると やめてしまったりで

現在 叱られて ふてくされ状態・・・



先生の交代によってか 気分も変わり

今度は 先生を相手に 遊び始めました



でも やはり 同じで オセロをしても

トランプをやっても

自分ルールでやる・・・

3年生の子どもの お迎えが来て

一人になってしまうと さらに エスカレート



いつも 他の子どもとは あまり遊ばず

ひとりで過ごすことが多い理由が分かりました



そして 最後にやっていたゲームの途中で

お母さんが お迎えに来ました

「このゲームが終わるまで待って!」 と息子の声に

お母さんは その子のロッカーや荷物を片付けながら

待ってくれました




そして ゲーム終了

「やだ やだ まだ終わってない!!

これを こうすれば ほら終わってない。

こうゆう時は こうしてもいいルールだもん!」

「終わりだよ お母さん見てたもん あなたの負けで終わりだよ」

私たちも その子を勝たせて あげたかったけど

それは サイコロの出た目次第のゲーム

どうにもできません



次第に 親子は 強烈な言い合いになり

子どもは 大泣き

私たちが いくらなだめすかしてみても

まったく聞く耳を 持たず・・・

「仕事を早く終わらせて 急いで 迎えに来たのに

お母さんの気持ちは どうなるの!

お母さんと ゲームと どっちが大事なの!」

そんな究極の選択を 突きつけられた〇〇君(^_^;)

この勢いでは「ゲーム」を 選択しそうで

さらに冷や汗((((^_^;)))

でも 〇〇君の選択は 「どっちも!」
ウン!エライ!

そして 引きずり出されて行きました・・・



表に出た二人

ずっと 言い合いを してます

保育終了で アルバイトの先生は

帰りたいのに 外に出られない・・・

隣の ダンススクールの生徒さんも

外に 出られない・・・



少し 疲れたみたいで 静かになってきました

そっと外に出てみました



「もう1回だけ ゲームをする?

このまま 〇〇くんが 泣きながら帰っちゃったら

先生も 悲しいからさ」

「うん やる!」

「じゃあ ママに いいか 聞いてみよう」

で お母さんの了承を 得て

子どもだけ 部屋に 連れ戻しました



「お母さんが 外で 待っていてくれてるから

コマの数を 1個減らしてやらない?」

「いいよ」

「先生 手を抜かないからね 本気で やろうね♪」 

「うん」

というわけで ゲーム再開


ものの5分で 撃沈させました(笑)

〇〇君は 素直に 帰って行きましたよ



日曜日を挟んでの 月曜日

「お母さんとは 仲直りした?」

「ううん・・・いっぱい 怒られた」

そうか そうか(^。^)

「でもさ もう1回 ゲームをやったあと

約束守って ちゃんと帰れたよね カッコ良かったよ!」

その時の ニカーっと 笑った顔ったら(^。^)



そして その日の お迎えのお母さんも

笑顔で スッキリされた顔をされてました

「あの状況で 冷静(^^;)に お子さんと対峙されて

さすがですね~(ちょっと嘘・・・)

以前 似たようなことが 私自身にもあって

ヒステリックに 子どもを 怒鳴るだけだったことを

思い出しましたよ(←これはホント)

勉強になりました」
 
「いえいえ 先生方が いらっしゃる前だから・・・」

と 照れてましたが

 
結局は 親子

他人の介入は 不必要だったかも・・・


でも

互いに 言い出したからには 1歩も引けない状況でした

引いてしまうと 自分の否を認めてしまう

第3者の 介入が 必要と感じた私


まぁ

みんな笑顔になって 良かった(≧∀≦)



長い話にお付き合いいただき

ありがとうございました