「空が青いだけじゃ、私もうときめかないんですよ。」
相談者にそう言われた。
彼女は職場の人間関係に悩みを抱えていた。
「職場の人間関係がつまらない」
「話が合わないから、話がはずまない」
人によってはそんなこと?と言われるかもしれない。
しかしこれが彼女の差し迫った悩みだ。
職場でセクハラやパワハラにあっている人や
左遷や降格、イジメなどの
深刻な悩みに直面している人が聞いたら
きっと「そんなことで」と思うだろう。
でも「青い空にときめかない」って、心が硬直している状態。
たとえ原因に深刻さが無くても、
彼女が今を感じられていないことは
結構深刻なlこと。
「今」を生きている実感が希薄になっているからだ。
私たちは嵐や台風の後、
そしてあの震災の後ですら、
気持を明るくしてくれたのは
あの「青空」が有ったからではないだろうか?
どんなに辛く苦しいことが有っても
きっと私たちの頭上にいつか青空が広がってくれるから
それを信じて曇天の下でも生きぬいていける。
私はこの彼女が
やっぱり青空はサイコーだね!
そう言ってくれるまで付き合っていこうと思った。
今日という新しい一日を
どこまでも広がる青空の下で過ごせる喜びを
感じられるその日まで、と。
K