人と関わる仕事を始めてから
私は人より「喜怒哀楽」の波があると感じています。
ただし仕事中は「怒」を押さえる(感じない)ので、
その他の感情も一緒に控えめになります。
このことから、常々思うのですが、
心からの喜びを享受するためには
その対極にある「悲しみ」や「怒り」の気持も
きちんと感じていないと
本当に心の深い部分に響かないのではと。
ご相談者の中に
「私は何が好きかわからない」
「何が楽しいのか思い浮かばない」
「もう何年も心から笑ったことが無い」
こういわれる方が少なからずいらっしゃいます。
他人の目を気にしてか、
理由の如何を問わず、長い年月の間
自分の感情を抑えることが当たり前になると
全ての感情が機能しなくなるのでしょう。
そううまく、「楽しい」感情だけ使おう!とか
そんな風に心は機能しないのです。
あなたの名前で生まれて、
あなたの名前でこの世を去る。
命終するその瞬間まで
「あなた」を生きることがあなたの使命。
そして嫌われたくないと思ってしている行動が
実は「愛されもしない」行動になるって、
気付いていますか?
だってそこに「あなた」がいないから。
大好きな中村勘三郎さんの生前のビデオをみると
本当に彼のように自由に、
人間臭く生きることが周囲の人から愛されるし、
幸せなのだと思いしらされます。
(彼の当たり役の一つ法界坊)
怒って、笑って、泣いて、愉しむ。
生きている「今」を心から味わうこと。
それがトークケアが皆さんと共有したいものです。
2014年は本当にお世話になりました^^
いろいろ学びの多い年でした。
そして2015年はみなさん、
もっともっと人間臭く生きていきましょう!
新しい年も、トークケアアテンダントともども
よろしくお願いいたします<(_ _)>
by Kurihara Miki