DownToEarth -15ページ目

DownToEarth

TO RIGHT, THE RIGHT w/Aloha Ke Aloha

都会の真ん中で 土と循環と地球とつながることについて

お話しませんかあ


パーマカルチャーの概念をつくったジム・モリソンは

開発による自然のシステムの消滅がこれ以上進むことのないように願い

循環を永続させるシステムを考えました。


建築学・生物学・農学・林学・畜産学をくみあわせ

つながりがデザインされたもの。

それがパーマカルチャー。


まずは 私たちは地球の一部であるということを

思い出す機会になればと思います。



DownToEarth


∞場所ふろむあ~すカフェ・オハナ
(オーガニック&コミュニティカフェ+ナチュラルキッチン・バー)
三軒茶屋駅 徒歩2分
http://www.cafe-ohana.com/access.html



※「パーマカルチャーカレンダー展」同時開催してます。 

12月3日~19日

(パーマカルチャーリストネットワーク企画)
http://www1.parkcity.ne.jp/permaculture/index.html



∞日時 12月14日(火) 

*19:30~上映「地球とつながる楽園のくらし~ニュージーランド虹の谷の楽園から」

(NPO法人パーマカルチャーネットワーク」企画制作作品) 48分

*20:30~
トーク:平田さん(パーマカルチャー・デザイナー) 

上映作品の制作に参加された平田さんにパーマカルチャーそのものについて基礎的なお話を伺います。

*みなさんとフリートーク♪

終了21:30か22:00くらい


∞参加費: 1000円
参加費の他 カフェ・メニューからワンオーダーをお願いします。



∞ご予約ください。
カフェ・オハナご予約フォーム
http://milk.candybox.to/from-earth/postmail/postmail.php
電話 (03) 5433-8787



◇上映映像のご紹介
南半球の楽園、ニュージーランド。ここに世界の人々から注目を集める夫婦がいます。夫のジョーはオーストリア生まれ、ヨーロッパでグラフィックデザインや有機農業の仕事などをしていましたが、1983年都会生活を捨て、夫人のトリッシュと、夫人の故郷ニュージーランドに移住しました。そして20年近く自然と共生した自給自足の暮らしを続けています。そこに貫かれた「パーマカルチャー」の思想。ジョーとトリッシュは「パーマカルチャー」の実践者として自らの経験をもとに、多くの人に語りかけています。


◇パーマカルチャー
パーマカルチャーは、自然に流動している比較的無害なエネルギーを用い、豊富に得られる食物や天然資源を用いて、しかも絶えず地上の生物を破壊していくこともなしに、われわれがこの地球の上で生存していけるようにするシステムである。
~『パーマカルチャー 農的暮らしの永久デザイン』より引用


Think the Earthさんのサイト

http://www.thinktheearth.net/jp/thinkdaily/report/2002/03/rpt-05.html#page-1

緑の家学校もおしまい。

あ~おもしろかった。


誰もが

前向きな議論が行われている場所に

辿り着けているといいなと思います。

といっても イケイケなだけではなくて。


環境について 意識のシフト・・・

禁煙に似てるかも。


最後は太陽電池のお話。

エネルギー系は苦手な算数なので難しいです。

雰囲気は掴めるのですが。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


講師は「しなやかな技術研究会」の方でした。
ツイッターでは @greenpost さんというアカウントで情報を出していらっしゃるようです。
まんべんなく発信されていて参考になります。
先生は「エネルギー自給」の促進のお仕事をされているようです。
http://greenpost.way-nifty.com/


○エネルギー消費(石油・石炭・ガス・原子力・大型水力)をW(ワット)換算であらわす評価方法があり、日本の総数は5000W。
その内 家庭消費は500W、民生消費は700W。この数値はスウェーデンと同じくらいで
非常に省エネルギー社会と言える。
(アメリカなどの数値は聞き逃しました)

その他の3800Wの消費は輸送と転換(1次エネルギーから2次エネルギーへの。発電とか掘削とか)に使われている。

この部分をどうしたら良いのか・・・みなさんと一緒に考えたい。と先生からご提言が。

○それなので太陽エネルギーを直接電力に転換できる太陽電池は非常に有効と考えている。

○今の電気料金から自分が太陽電池に幾ら投資したら自給できるかという計算などをしました。月に2000円くらいの電気使用量なら 65万円。

【計算式】※私は理解できていません・・・
(月の電気代 khw/月) ÷(22円/kwh)=(月の負荷容量)
(月の負荷容量)÷(30日)=(1日の負荷容量kwh/day)
(一日の負荷容量kwh/day)÷(2.7)=(定格出力Wp)

定格出力が必要電力で 1kwhのパネルは65万円程度。
私は定格出力が1.11になったので65万円
だそうです。

○太陽電池の寿命は20年くらい。初期コストは電気代の面ではすぐにペイできるけど
商品台のペイがギリギリ。(逆だったかも)なので助成制度が必要。

○素材はリサイクルできるものが主流。結晶系と言われるものはセラミック・シリコン・アルミ・ガラス。
アメリカ ファーストソーラー社(ヨーロッパへの進出で躍進した)の商品はガリウム・カドミウムなど有害物質を含む。リサイクルを前提にした商品企画ではある。
(生産者へと環境影響があるということ?)

その他・・・
○風力はスキャンダルが多すぎるのと日本の内陸には向かない。建物より高いものをつけないと廻らないので建築法規で高さ制限がある住戸への設置は難しい。小型風車普及は難しい。

○太陽熱温水器は販売経路(訪問販売)が普及継続の枷になりました。
業者のアフターメンテナンス対応等が悪かったそうです。
通常の家電製品のように販売されにくい理由を仰っていましたが
忘れてしまいました。

○ヨーロッパはメガも進めていますが、コンパクトな計画も両方取り組んでいるそうです。
ロシアに依存しない、、、石油社会から完全に脱出することを目指している。

○エネルギーシフトの実現の為には 限界集落などでエネルギー事業を起すような人材が必要。地域もその受け入れ態勢を作っていくこと。

日本ではエコビレッジに業者(千葉だと伊藤忠)が入っていくから具合が悪い。
エコビレッジが純粋に成長するのは難しい。

と先生はお考えのようです。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


政策的な枷が多く

ままならない事が

多いようです。


今あるエネルギー供給施設が老朽でなくなっていくとき

50年後くらいか、、、(どうなの?)


地域毎に

「この地域は何でエネルギーを賄うのか」

選択していくようになるかもしれないですね。


グリーン電力証書的なものか

大規模送電網からか

地の利を生かした地域自給か

各住戸がエネルギー自立してしまうのか。


むずかしい~




DownToEarth



エクセルギーハウスの冷房モデル

なぜこんな 解りづらいイラストを使ってしまったかというと

「ペイントツール」を使いたかったから。




緑の家学校の授業はすこぶる面白い。

環境を考える建築・環境学のオーソリティ揃いで 先端も先端である。

でも決して一般化しないでしょう(笑)

環境共生型であるゆえ ローテクで現代の拡大経済志向の社会の中では

建築法規的に非常に開発・発展・普及困難な事が多すぎるのだそうです。

建築法規も大量生産型 利権方社会のためにできているところがあるので。


エクセルギー という言葉をそこの講師の方のお一人に聞きました。

エクセルギーとは・・・


エネルギーというのは「流れ」であって

創ったり消費したりできるものではない

「エネルギー保存の法則」というのが

物理学の世界にはあるのだらしい。

(宇宙の中にあるエネルギーは常に一定で使用したものは同じ環境の中に戻っていく)

で 物理的には不可能な「エネルギーの消費」感を エクセルギーとするのだそう。


「エクセルギーハウス」を設計している先生がいます。

エクセルギーの研究は

「便利なものは必ずしも合理的でない」

「大量に何かを消費して、快適を得ている生き物は存在しない」

という考え方を持っていて

暖房・冷房にエネルギー消費、石油・系統電力を使用しない家をつくります。


身近にある資源性のあるもの(雨水・通風・日射)を利用し

燃料電池、太陽電池にも頼りません。


必要なところには大らかに 石油・系統電力を使うようですが

それは今の段階で 抵抗活動的な無理をすることはないという考えのようです。


そこには新しい産業(グリーン・エネルギー関係)が確立しても

今と同じ産業構造になるだろうという考えがあるから。

太陽光パネルが普及すればいい と思っている訳ではないということ。



「○○が嫌だ」

という思想がない方に学ぶことは大きいです。

○○嫌さに 性急に代替に走ることもまた違う問題を引き起こすだろうと

考えさせられます。


多くの人が関心を持つことがそれを避けるキーかもしれないなあ~と思います。


「抵抗しない 判断しない 執着しない」でよくよく感じとっていこ。





東京都が小金井市に「エクセルギーハウス」のモデルを計画中だそうで

順調にいけば2011年7月には見学ができるようになるようです。


http://miyako-way.cocolog-nifty.com/_kuroiwa/2007/10/









●11月10日(水) 午後3時開場 3時半開演~6時
●開催場所参議院議員会館1F 101 号室

●参加費: 資料代1000 円


(3時からスタッフがロビーで入場のためのカードを持って立っていますので、受けとって入って下さい。)


議員と市民で考える院内シンポジウム
再生可能エネルギーをどう進めるか



【呼びかけ議員】 

福島みずほ(参) 服部良一(衆) 平山誠(参) 吉泉秀男(衆) 糸数慶 子(参)
河野太郎(衆) 阿部知子(衆) 中島隆利(衆) 相原久美子(参) 大河原雅子(参)
他要請中


【基調講演】
飯田哲也(環境エネルギー政策研究所所長) 15:30 ~ 16:30
「自然エネルギーは基幹エネルギーになりうる」
世界の自然エネルギー政策の動向に精通する飯田哲也氏が、世界の最新の状況
と日本の今後、取るべき道を示す。


【シンポジウム】16:30 ~ 18:00
報告
資源エネルギー庁「エネルギー基本計画」について(要請中)


パネル報告
■国会議員福島みずほ(社民)、吉井英勝(共産)、増子輝彦(民主・予定)
■市民 中嶌哲演(福井県)、小坂正則(大分県)、池島芙紀子(大阪府)、飯田哲也 (東京)


日本では、長年「自然エネルギーは環境に優しいが不安定な電源」として脇に追いやられて久しい。
民主党政権になり、10 年3 月に閣議決定で自然エネルギーの「全量固定価格買取制度の創設」が決定された。新たに制定された「エネルギー基本計画」でも自然エネルギー促進に向けて一段とギアチェンジが行われようとしているようだ。
世界的には温暖化対策、経済対策として自然エネルギーシフトは強化されてきており、自然エネルギーはもはや基幹エネルギーとなりつつある。
なぜこれまで日本では自然エネルギーが伸びなかったのか。
本当に欧米並みに伸ばせるのか。正に正念場ではないだろうか。



主催 脱原発政策実現全国ネットワーク
事務局 Tel:072-843-1904 ストップ・ザ・もんじゅ
共催 環境エネルギー政策研究所



夏に奈良の天川村に行きました。

天河神社でインドから来ている歌唄いの人たちを知りました。

その時 唄を聞けなかったのだけど、名古屋でそのグループのうちの2人に会い 唄も聴きました。

もうすぐインドに帰るそうです。


その2人がツイッターで教えてくれたものです。


アジアの国々では 日本以上にどうしようもないことをがあるのを教えてくれたのは

インドのヨガの先生で、このブログのタイトルの下に記した言葉が それを現しています。

政治や平和の事など 世の中にはままならないことがあります・・・


「いきなり大きな目標を目指すのではなく そこに至るひとつひとつの過程を楽しんで 行きなさい。

過程(プロセス)は旅(ジャーニー)です。 旅を楽しんで。」


now and here のことかな。



COP10でも 議題になっていたことを含む これが本質ではないかなと思った事。

で、COPって何の略だっけ?


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


Resurgenceは、環境的また精神的に考える国際フォーラムのため1966年にイギリスで創刊された。

シューマッハーが、たびたび寄稿したことで知られている雑誌である。

インドからきたサティシュ・クマールが現在は編集長を務めている。

下記は、サティシュの許可を得て翻訳したものである。

Resurgence No.207 July/August 2001

Voice from the South

グローバル化の暴力
The Violence of Globalization

ヴァンダナ・シバ
Vandana Shiva

全世界の女性は非暴力の文化のために団結する。
Women of the world unite for a culture of nonviolence.

(南アフリカ、ケープタウンでの世界女性会議における演説より。ヴァンダナ・シバは北インドでBija Vidyapeethと呼ばれる新しい大学を設置予定。彼女は多くの本の著者であり、最近著にStolen Harvestがある。)

(訳尾関沢人)



我々は奴隷制度やホロコースト、アパルトヘイトを過去のものとしたと考えていた。

人類は、もう二度と非人間的かつ暴力的なシステムが、我々の生き死にを決める規範を形成することを許さないだろうと考えていたのである。 

しかしグローバル化は新たな奴隷制度や新たなホロコースト、新たなアパルトヘイトを登場させている。それは自然や、女性と子供、そして貧しい人々に対して平和時に手綱を解き放たれた戦争なのである。


それは全ての地域社会、全ての家庭、全ての人々と全ての生命を交戦地帯に変貌させる戦争である。


それは多様性に対する単一性の戦争であり、小規模なものに対する巨大主義の戦争であり、自然の生命の連鎖に対する軍事技術の戦争なのである。 


軍事技術が平和時における生産の基盤となりつつある。


ベトナムで散布された枯葉剤(Agent Orange)は今ではラウンドアップ(Roundup:訳注:Monsanto社の除草剤の商品名)やその他の毒物と共に我々の農場で除草剤として使用されている。


動植物は遺伝子組み換えされ、我々の田畑を生物学的な戦場にしている。

そして、邪悪な知性が、実のならない‘終止者’という種子を開発することにより、生命の再生サイクルを止めるために応用されているのである。 


こういった暴力が増加するに伴い、社会や環境システム、そして生物が曝さらされているストレスは新たなレベルに達している。我々はエコロジー的そして社会的な崩壊に取り囲まれているのである。 


現在新聞の一面記事を占める我々の時代の出来事を見てみるがいい。欧州の牛達は狂牛病になり、何百万という動物が貿易増加によって広まった口蹄疫のために焼却されている。数千人という単位でインドの農民達が自殺を図っている。バーミヤンの仏像を粉砕することでタリバンは自らの国の遺産を破壊している。カリフォルニアの高校では15歳のチャールズ・アンドリュー・ウィリアムズ少年がクラスメートを射殺している。世界各地で民族浄化が行われている。 


これらは全て、我々の日常生活の中で起こっている平和時の戦争であり、生命の上に利益を、正義の上に商業を、そして倫理とエコロジーの上に暴力的な技術を位置付けたシステムにおける暴力の最新表現なのである。 


牛は草食獣である。彼らは肉食獣ではなく、彼らの同類の死体を食べることはない。しかし、農業の自由貿易原則の下でグローバル化されている工場的農法の産業システムにおいては、感染した羊や牛の肉をすり砕いて家畜飼料にすることが‘効率的’だったのである。これが、狂牛病を蔓延させ、自己感染させ、人間にも感染させている。 


子供達はクラスメートと遊んでいるべきである。学校は戦場ではないはずだ。しかし商業と経済的成長、そして物質の蓄積のみに重きをおく文化と組み合わさった銃と暴力の文化は、未来の世代を根無し草で地に足がつかないような状態に追いやり、恐怖にかられ暴力的にしてしまっている。そして貧富にかかわらず我々の子供達から幼年期が奪われているのである。


イラクでは貿易禁止措置により毎時間12人の子供が死亡している。他の地域では社会の崩壊により子供は生き残る唯一の術として売春か戦闘に追いやられている。


第三世界では、構造調整と貿易自由化政策の結果として飢餓と栄養失調が増大している。1979-81年と1992-93年の間に、カロリー摂取量はメキシコで3.0%、アルゼンチンで4.1%、ケニアで10.9%、タンザニアで10.0%、エチオピアで9.9%、それぞれ減少したのである。インドでは人口1人あたりの穀物消費量は農村地帯で12.0%、都市部では5.4%減少している。市場勢力を養うために飢える者に食糧を与えることを拒否することは、グローバル化の大量虐殺的な側面の一つである。 


国家が飢える者に食糧を与えることを保証することは非合法とされる。なぜならこれは‘保護主義’であると宣告される法律や政策、経済的措置を伴うからで、それはグローバル化体制における究極の犯罪なのである。


 グローバルな製薬産業の巨大利益のために病人に薬を与えることを拒否することは、大量虐殺のもう一つの面である。世界貿易機関(WTO)の知的所有権取引条約(Trade Related Intellectual Property Rights (TRIPs) Agreement)の下では、各国は製薬産業及びバイオテクノロジー産業に排他的かつ独占的権利を与える特許法を制定しなくてはならない。これは各国が低コストの一般的薬品を製造することを妨げている。1年間の治療で、特許化されたHIV/AIDS治療薬は1万5千ドルするのに対し、インドやブラジルが製造した一般的治療薬は250ドルから300ドルしかかからない。故に特許は文字どおりAIDS患者の命を奪っているのである。 


しかしながら、商業と貪欲、そして利益に支配されたグローバル化の邪悪な世界秩序においては、HIV/AIDSやその他の伝染病の犠牲者に対して経済的に手の届く治療法を提供することは非合法なことであり、提供しないとしても生命への権利を否定することにはならないのである。低コストの治療薬を製造することを可能にする法律を制定しているという理由で、インド、ブラジル、そして南アフリカの各国はWTO法廷(紛争解決機構)に召喚されたのである。 


世界女性法廷において、我々は、政府がその国民に食糧への権利と薬への権利を否定することを強いる法律は大量虐殺的であり認めることはできないことを宣言する。それらは改正されなければならない。 


グローバル化は暴力的システムであり、暴力を持って押しつけられ、暴力の行使によって維持される。貿易が人間のニーズ以上のものに持ち上げられるに従い、資源に対する世界マーケットの飽くなき食欲は、資源をめぐる新たな戦争を引き起こしているのである。


シエラ・レオーネ(Sierra Leone:訳注:シエラ・レオーネ共和国。西アフリカの国でダイアモンド等の鉱業が主要産業)のダイアモンドをめぐる争いやナイジェリアの石油をめぐる争いは数千人の女性や子供の命を奪っているのである。 


また、人々の資源のグローバル企業への移動は、国家をより軍事的にし、商業的利益のために武装させ、自らの国民に対して戦争を始める。ボーキサイト採鉱が行われ、部族民がダム建設を中止させることに成功したオリッサ(Orissa:訳注:インド東部の州) やコエル・カロ(Koel Karo:訳注:インド、ジャールカンド州)などの地域では、部族民の闘争に対して政府による暴力が使用されたのである。 


しかし、グローバル企業が所有しようと望んでいるのはダイアモンドや石油、鉱物といった再生産不可能な資源ばかりではない。彼らは生物の多様性や水をも所有しようとしているのだ。彼らは生命の基盤と構造そのものを私的所有物に変質させようとしているのである。種子や動植物、人間の遺伝子に関する知的所有権は、生命を企業の所有物に変えることを目論んでいる。


企業は生命体や生命組織を‘発明した’と虚偽の主張をすると同時に、第三世界から略奪した知識に関する特許を主張しているのである。我々の母や祖母達の知識が、今や西洋の企業や科学者達の発明品だと主張されているのである。


殺虫剤や殺菌剤としてのニーム(neem:訳注:インドセンダン樹)の使用は米国農業省とW・R・グレイスの発明と主張された。我々はこれに反論し特許取り消しに成功した。バスマティ米(basmati)の種子と稲はライステック(Ricetec)と呼ばれる米国の企業によって発明品として主張されている。これらは、我々の先祖が累積的かつ集団的に進化させてきた知識に対して、第三世界がお金を払わなければならないという不条理な状況につながるであろう生態系の略奪行為の露骨な例のうちのいくつかでしかないのである。 


我々はこの女性法廷から、生命に対する特許と生態系の略奪行為に基づいた特許は不道徳であり非合法であると宣言する。それらは遵奉されるべきではない。なぜならそれらは生命に対する畏敬という世界共通の原則と様々な文化の知識システムの誠実性を侵害するからである。 


生命と薬、種子や植物や知識、生存と尊厳と食糧を数百万の人々から奪う規範に基づいて我々は生きていかない。


欲望と暴力が我々の文化と生活を形成する唯一の価値として扱われることを我々は許さない。 


我々は夜が明けるように我々の生活を取り返すだろう。


暴力は暴力を生み、恐怖は恐怖を生み、平和は平和を生み、愛は愛を生み出すことを我々は知っているのである。 


我々は、共有や思いやりや保護を与えることが犯罪とされ、平和と正義は考えられないような競争市場ではなく、共有と思いやりの場、平和と正義の場所として世界を織り直すであろう。


我々は覇権ではなく団結を通じて新たな普遍性を作り上げるだろう。 


女性の世界は我々の尊厳と自尊心、子供の幸福、地球とその多様な生物、飢えた者や病める者に対する保護に基づいた世界である。保護することは我々にとって人間性の最高の表現である。


グローバル企業やWTO、世界銀行、国際通貨基金、そしてG7諸国を取り仕切る人々は‘保護’を汚い言葉、グローバル市場における最悪の犯罪に変化させようと努めてきたのである。

健康や食物や暮らしを保護することは全てWTOと世界銀行による経済制裁と‘処罰’を招くのである。 生命の保護を犯罪に仕立て上げようとした者達に対し、我々はツツ主教(Archbishop Desmond Tutu:訳注:南アフリカの人権活動家)の言葉を繰り返して言おう。


「あなた達は既に敗北している。私達がお互いや、私達の子供達、そしてこの惑星上の生命を保護するために貴方達は道をあける必要がある」  



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


唄うたいの2人はご夫妻で 

ご主人は 幼い頃からアシュラムで育ち修行をしてきた人だそうで、

その中で もっとも大切にされ 習得の課題となっているのは

「いつも楽しい気持ちでいること」

なのだそうです。


楽しい気持ちで居るということは

感謝の気持ちを引き出し

執着を捨てていくこと

なのだそうです。