タイトルの要望書賛同団体は全国420団体にのぼったそうです。
プルサーマルは再処理事業の必要性を肯定する理由となる
「核燃料サイクル」の一環です。
再処理で取り出すプルトニウムをつかって効率の良い エネルギー生産体制をつくる
という名目のもの。
が、再処理事業は頓挫中(放射能は放出されています。)→核燃料サイクル未成立
それなのに、プルサーマルで使用するMOX燃料を わざわざフランスから運び込み、
11月には佐賀県の伊方原発で使用を始める予定になっています。
ひとたびMOX燃料が使用の準備にスタンバイされてしまうと(装荷)
ものの本によれば その始末にかかる年月は
ミケランジェロのシスティーナ礼拝堂にある「デルフォイの巫女」という絵画が完成した年
くらいまでさかのぼるほどの長い時間 管理しなければならないものが残ってしまうという。
今日の交渉には プルサーマルを開始される玄海(佐賀) 伊方(愛媛) 浜岡(静岡) 北海道からも
現地の方がご参加されていました。
現地の人には 一分の余裕もありません。
みなさん 苦笑すらする場面は ひとつもありませんでした。
その現場から 永田町の交渉の場に Nさんが駆けつけられ
様子を伝えてくださいました。
9時頃 と予想されていた輸送船の到着は 早朝4時頃だったそうです。
東京から たんぽぽ舎さんの一行が夜を徹して駆けつけていたので
その情報が 現地の方々にも早々に伝えられ
現場は ”格好悪くない程度”の人の集まりがあったそうです。
”格好の悪くない・・”と仰いましたが お写真を拝見したらみなさん
立派な横断幕を掲げ 強風の中、懸命に立っておられた様子は
たいへんな事だったろうと思いました。
(現場にいらした「katsukoのブログ」 さん)
報道も沢山きており その方たちやカメラの前でも きちんと話ができたそうです。
途中 公安とのヤリトリのなかで
「政府に立てつくような行為はなさらないでしょうね。云々・・」との内容もあったそうです。
現地の方々の声は
「よりによって 世界で一番危険と言われている浜岡になぜ・・」
「処理の方法がないのに なんで持ってくるのか・・」
と、それは不安でいっぱいだそうです。
浜岡の人だって みんな不安がり 嫌がっているけど
社会生活のしがらみの中で 思いを声に出せない人が沢山いるのだという。
今日は沢山の官庁の方々が列席しました。
資源エネルギー庁 審査課
原子力保安院 エネルギー対策課
同じく 規制課
内閣府 原子力安全審査会(?)
文部科学省〇〇
総勢10名
全体を把握してなさそうな様子が その所在無げな表情で読み取れる方も
何人かおられました。
この10名の方々が 見事に”縦に割られている”
ことは内閣府の方が 「資源エネルギー庁さん」と ”さん”付けで呼んだことに
よく現れていると思いました。
Nさん
「第2再処理や地層処分なんて できるわけがないじゃないですか。どこが受け入れるんですか
こんな危ないもの。
あなた方には 想像力がないんですよ。
処理方法もないのに こんなもの運び込んで」
想像力がない という言葉にエネ庁の方が少し動揺されたように見受けました。
今回の論点はプルサーマルそのものの否定までは持っていかず
●使用済みMOX燃料の処理方法が決まっていない間は プルサーマルは延期するべきではないですか?
「使用済みMOX燃料を処理するための 第2再処理工場は計画もできていない」
これは先方も明確に認めていました。
市民からのプルサーマル延期の提案は 「ご意見として受け止める」 ということでした。
原子力政策を遂行している官庁の方たちも
こちら側と同じ情報を持っていて、全体を把握していたら
自分達の喋っていることがおかしい
と気がついているはず
と思うほど おかしい話です。
トイレのないマンションにもほどがあります。
※資源エネルギー庁さんの発言の中で 原子力政策大綱の正当性を訴えてか
「エネルギーの3割を原子力に担っており、」
とありましたが、こちらのブログによりますと、発電所自体の稼働率が60%だそうです。
地域を越えて地球のために さん
記者会見の記者クラブに置いてあった東京新聞。
プルサーマルも現段階では 現実的ではないのでは
との見当が書いてありました。
浜岡の5号機は 水素濃度があがり半年間止まっていて
プルサーマル予定炉の4号機も 最近同じ状況が起きているようです。
玄海原発所在地の佐賀では 先日の5・10人文字フェスタが終わり
次は 40万署名を収集するそうです。
今回は 県内県民の有権者の署名を集めていくそうです。
(前回 全国で効力が薄かったそう)