TREE HOUSE ! ツリーハウス!  | DownToEarth

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生ツリーハウス見たさ+登りたさに

有栖川宮公園に行って来た!


港区が開催中の 「みなと森と水会議」  のイベントのひとつ。


1月いっぱい 色んな催しがあるのでサイトでチェックしてください。


ツリーハウスは25日(日)までの展示で 解体しちゃうらしいです走る人


イベント関係者の方のトークによると

港区が2日間だけでも ツリーハウスの設置に許可を出したのは

相当画期的らしいです。


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ツリーハウスの公共の場への建設は相当ご苦労があるみたい。

安全性がすごくネックになるそうで。


ツリーハウスビルダーの小林崇さん のお話では

安全性最優先で なにもかもが規制されつつあるけど

人間はそんなバカじゃないし、弱くもないはず。

少しの冒険も試しながら生きていかないと、どんどんひ弱になっちゃう。

ちょっと危険なところをうまく遊びに取り入れたいって。


ちょっと語彙は違ったかもしれないけど そういう趣旨のお話。


ハウス自体の耐久は全然問題なさそうでしたよ~

これでだいたい1000~1500キロの荷重を大きな(なんの木だったか忘れ)木3本に

かけて、建ててあるそう。

左側の階段で ほとんどの荷重を支えているみたい。

構造計算とかしてあるわけじゃなく、全部経験則でデザインするらしい。

小林さんは”そういう”表現をしないから言わないけど

多分 木と しゃべってると思う。


一気に20人以上は ここに上がってたからね。


ツリーハウスは 

これからその木がどう大きくなっていくかイメージも計算に入れて

成長を妨げないよう、木を痛めないように

ビルドされてます。
1本だけ ボルトを打ち込むらしいですが、それも成長には配慮済みだそう。

(ここのは 撤去前提なのでボルトは使わず 柱を立てています。)


材料はほとんど間伐材を使うそうです。

このハウスの大梁は坂本龍一さんの立ち上げた

more trees のプロジェクト地 高知県中土佐町の森の間伐材

手すりの子柱は 有栖川宮公園の枝落とし作業中に回収したものだそうです。


間伐材を使うのには

やはり日本の森の再生に少しでも寄与したいから。


ほとんどの森はまったく手が入っておらず

荒れて倒木で下草が育たないので 保水もできないし、

大雨が降れば土砂流れをせき止められず、

倒木した木は二酸化炭素を出しまくっているそうです。


そんな森を少しでも減らそうと。


日本ではツリーハウスのオーダーはほとんどが

幼稚園や学校といった公共施設からで

行政からのオファーで完全に税金でつくったものが

去年 茅ヶ崎市と京丹後市で できたそう。


京丹後市の方は原発建設予定地だったところが

ひっくりかえってツリーハウスつくることになった場所だったとかで

もうすごく意義深かったと語っておられました。



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ツリーハウスを見に行って 意外にもほんとに色んな話が聞けて。。。


お話しているのは 司会の方と

ペレットストーブの企画販売会社 さいかい産業 さんの社長さん

ツリーハウスクリエーターの小林崇さん

写真家の平間至 さん


虹小林さんの次のプロジェクトはラオスだそうです。

ラオスはリゾート開発が全くされていなくて 

何にもないところなのだそうです。

その何にもないことにラオスの人たちは気が付いて 

それをチャームポイントにしてしまおうと、

何にもない自然を生かしたPRをしていこうと

ツリーハウスをつくることになったそうです。


す・て・き


虹ペレットストーブの社長さんのお話がまた面白かったんです。

もともとは新潟で鳶のお仕事をなさっていたそうですが

地元で起きた土砂流れに危機感を感じて

森の循環をしてかなきゃいけないと

木材の有効利用を考え、ペレットの使用を促進させようとしたときに

燃焼機器も頒布しないと・・ということで

ペレットストーブ。

さいかい産業さんのストーブはランニングコスト(石油とペレット)を考えて

燃焼効率を上げる技術開発をしたところが 商品として優秀だそうです。


この社長さんも安全性に過度にこだわらない

人間の力を信用した商品企画として

着火装置やマイコンの類の装備をストーブに付けていないそう。

人間が操作するんだから 大丈夫!と。

着火は割り箸でするそうです。

そうすると着火装置では 最初に白い煙が出てくるけれども

それがないそうです。

割り箸は ラーメン屋さんで使用済みのものをください

というとキレイに洗ったものをもらえるから 言って見てって。


屋外用もあるし

屋内用も燃焼用の配管を1本室外へ出せれば設置可能で

室内の空気も汚さないそうです。

詳しくはサイトで。


ほしいなあ~


ペレットを使うと 山が元気になる!!



社長さんは林業の復興も試みており、

地元新潟、岐阜、青森でも

山を守る事業の企画をしたそうで

就職希望する若い人が大勢来るのに

雇用力がついていかないから お断りするほどだそうです。



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ツリーハウスのバルコニー手すりの子柱           五角形のかわいい窓




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KEISONも歌いに来た


イベントの電源はソーラーパネルで採っていて

”曇ってきたので 早めにライブを始めましょう!”

なんていうヒトコマも 不自由な感じでいいなあ~って雰囲気。



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ツリーハウスに登ってる人は おとなもこどもも

みんな顔が笑っちゃってて

つくった小林さんも

ストーブの社長さんも

写真家の平間さんも

歌ってる恵存も

恵存はいつも笑ってるけど・・

その場で聞いている人たちも

寒いのに

みんなみんなたのしそ~なうれしそ~な顔をしておりました。



山をまもって海をまもるのこと・・



ツリーハウスに登ってるときの

”なんか特別な場所にいる感”は

沖で波を待ってる時に似てるかも。

鳥や魚や枝葉や海草に近づいたりしてね。