柏崎刈羽原発周辺のサクラの奇形と「しきい値」 | DownToEarth

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本文とは関係ないです。ちばのうみのみず 



放射能の話はむずかしいな~と思って・・・

レントゲンやMRIなんかに対して 「医療被爆」って言葉で警告を出す人もいるし

少々の放射能を浴びることは 身体にいいです!

という人もいるし・・・

「そのとき」がこないとわからないね

これも感性・・・だね


誰かが言ってる「大丈夫」「あぶない」を どう受け止めるか・・・



①青森で 再処理工場反対行動を起こしている農業家の

さそう清悦さんのHPに出ていた記事を転載します。


いっこ前の記事の 六ヶ所村ラプソディの予告編の中で 自転車に乗っている方ですよ。


この話は 6月の青森でのシンポジウムで聞いていました。

こういう話は「事実」として みんなが知らないと、と思います。



・・・ていうか これ報道では「放射能の影響なのか?」という扱われ方のようです。

何かあっても 特定されにくいのが放射能被害の怖いとこです叫び

さそうさんは 断定のタイトルになさっています。

わたしもそう思いますけど。

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オリジナルブログ http://sasou.jugem.jp/

原発から出る放射能の影響でサクラの花の異常花が増えた

たんぽぽ舎【TMM:No662】を紹介します。転送歓迎です。

たんぽぽ舎に連絡先住所を置いている「サクラ調査ネットワーク」より7/29サクラ記者会見の報告です。

☆☆★5年目のサクラ調査結果の発表会をおこないました★☆☆
     柏崎刈羽原発周辺でサクラの大異変を発見
      国会内での記者会見が充実内容で盛況

1.7月29日(火)午後、国会内(参議院議員会館会議室)で、サクラ調査5年目の全国結果について、報道陣や一般の関心者に発表する会がおこなわれました。
 全国で市民が連携して5年間しらべてきた結果、今年はじめて新潟県内の柏崎刈羽原発の付近でサクラの大量の異変が発見されたこともあり、その原因も含めて、関心を呼んで、当日は報道関
係12社(うちテレビ局2社)と関心を持つ人など50名弱の参加で盛況でした。
 中味も新潟現地からの報告も含め、4名の方から発表があり、充実した内容であった(参加者から)と好評でした。

2.資料として配布されたのは次の3点。
 イ.サクラの調査結果の発表(A4判、6頁)
 ロ.柏崎刈羽原発7号機の放出したヨウ素-槌田敦(A4判、2頁)
 ハ.『サクラと環境・原発調査報告集 第5集』
              (カラー4頁含む40頁の小冊子-有料)

3.はじめに「サクラ調査ネットワーク」の世話人の柳田が、記者会見の趣旨を話しました。
 イ.5年間、全国各地で「サクラと環境・原発」を調査してきましたところ、今年、新潟柏崎刈羽原発周辺で「サクラの大異常」が発見されました。サクラの正常形は、花ビラ5枚、ガク5枚で すが、そうでないものが多数みつかったのです。それは、花ビラの変形、重なり、矮小化、花ビラ4枚や6枚、ガクの異常などなど…。変形の数量は、昨年は5本の樹、4609花を調べて異常は143、異常花率は3.1%でしたが、今年は4本の樹、4000花を調べて、異常は912、異常花率は22.8%とグーンとはね上がりました。全国平均は2.89%です。

 ロ.5年間、全国を調べて、今年、新潟柏崎刈羽のみが異常に高い異変サクラを検出した原因は何でしょうか。サクラの芽が育つといわれている昨年の6月~8月頃のできごととしては、新潟県 中越沖地震と柏崎刈羽原発の重大事故(火災、放射能放出)があります。東京電力の発表でも通常時を上回る、かなり大量の放射能(ヨウ素など)を出しました。サクラの大異変と原発事故との関連を考えざるをえません。本日の4人の発表によって内容が具体化し、鮮明になることと思います。

 ハ.サクラが咲くのは4月なのにサクラ調査の発表がなぜ7月か?-と疑問の声も寄せられましたので経過を説明します。九州から北海道までのサクラ調査が4~5月、6月に集計(6月に中間発表もしました)して、7月一杯、編集・原稿あつめにかかりました。皆、ボランティアの市民ばかりなので、多少、時間がかかりました。

4.全国のサクラの調査結果について奥田智子さん(前東洋大学教授)が発表。2008年は全国44地点で118本のサクラの樹、12万9658の花を調べた。その内訳は、原発現地は25本の樹2万7954の花、異常花率は5.63%(2007年は2.64%)。原発より遠隔地(30km外)は、93本の樹、10万1944の花ビラを調べ、異常花率は1.95%(2007年は1.67%)。
 両者を足すと、118本のサクラの樹、12万9658の花を調べ異常花率は2.89%(2007年は1.86%)。
 今年の異常花率が高かった理由としては、柏崎刈羽原発周辺のサクラの異常花率が突出して高くなったことがある。

5.新潟県柏崎刈羽原発周辺のサクラの調査結果について、現地刈羽村「生命を守る女性の会」の近藤ゆき子さんが多くの写真と地図をもとに説明。今年は本当に異常花が多かった。昨年とは大違 いだった。色もおかしかった。又、サクラ以外の色々なものが巨大化していると感じている。サクラ調査の数字的には、4本の樹、4000花を調べて、912の異常花を発見、異常花率は22.8%(2007年は3.1%)。
 なお、今年7月16日(昨年、中越沖地震の起きた日)にサクラの枝を念のため調べたところ、芽がついていた。

6.3番目に物理学者、元理化学研究所の槌田敦氏が「柏崎刈羽原発7号機の放出したヨウ素」についてA4判、2頁のレジメに基づいて説明。それによると、7号機の放出放射能(ヨウ素)は、東 京電力発表で約4億ベクレル。これに半減期の短いヨウ素132と134は東電発表がないがこれらの発生確率はほとんど同じ値なので約3億ベクレルを加算してヨウ素の放出量の合計は約7億 ベクレルとなる。
 原発は常時ヨウ素を放出している。その放出実績は、1年間で100万ベクレル程度である。これと比較すると、7号機は、1年で放出する量の700倍ものヨウ素を2007年7月16日と17日の2日間で放出したことになる。
 東京電力は、ヨウ素が大気によって十分に薄まると仮定して、生体への影響はなかったと断定する。大気中での煙の密度に濃淡ができるのは常識である。東京電力の希望的説明は当てにならない。
 そして、ヨウ素は甲状腺以外の遺伝子に関係する器官も攻撃する。
 その証拠が今回発表のサクラの異常である。生体への影響はあったのである。
 サクラの遺伝子がやられた、それが今回のサクラの異常だ。

7.菅井益郎(國學院大學教授、市民エネルギー研究所)さんが「米国スリーマイル島原発事故での植物の異常」について、現地で撮った写真映像で説明。(米国スリーマイル島原発事故は1979年3月28日2号炉でメルトダウン事故が発生したもの)次々に見つかってしまう異常な植物の数々-茎がキノコみたいに太くなってしまったたんぽぽの花や、メーブルの葉の異常、そして切られてしまった木の写真など、実物映像で説得力ある説明でした。―詳しく知りたい方へ『スリーマイル島原発事故―安全神話の崩壊とまきちらされた放射能』広瀬隆、菅井益郎共著(たんぽぽ舎刊、1999年、32頁の小冊子、400円)をごらん下さい。

8.会場から6人の質問と発言
 会場からの質問・発言は6人。今後の運動の方向は…の意見も出されました。主催者からは、イ.サクラパンフレットの普及、ロ.来年の調査への参加、ハ.今後の相談会―への協力が訴えられました。

9.東京新聞6月8日号に「サクラに異変―柏崎原発周辺、昨年の直下型地震事故影響か」の報道(6段記事)が出ています。6月の中間報告の内容が要領よくまとめられ、東電側も取材して書かれた内容になっています。(文責、柳田 真)



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②センエツですが わたしの過去の記事も。。。



以前に読んだ冊子に

「被爆量にこれ以下なら安全である、

という基準値(しきい値というらしい)がないことを米国科学アカデミーが発表している」

という一文があったけど、

この文章だけいきなり出てきて

米国科学アカデミーがなんなのかも書いてないし、

なにを調べてそうなっているのかもわからないし、

感覚的に「そりゃそうでしょ」と思ってただけで

いつか調べよ~と思ってました。(といってもインタ~ネットでだけど・・・)


できれば放射能に関して なるべく客観的に見ている所の資料で。


この「米国科学アカデミー」っていうのは

アメリカの学術機関、 会員はボランティアで 公益の為に

科学・技術・医学の分野の 研究報告などを機関誌を通して発表している・・・らしいです。

その機関の下に置かれている、{「電離放射線の生物学的影響」に関する委員会}が

発表したことらしい。


昨年(2005 年)6 月末に

米国科学アカデミーが低線量放射線被曝による発がんなどのリスクについて、

「放射線被曝には、これ以下なら安全」と言える量はないと発表。

~リビングサイエンスアカデミーHPより


一方 この発表に異論を唱える人も もちろんいました。

基準値はあります!と。

「微量放射線はかえって体に良いことが科学で明らかになった」といって

放射線の「ホルミシス効果」を重視する専門家もいるらしいです。



こうなって専門用語 数字の羅列などされて説明されても どっちが正しいのか

なんてのはわからない。

結局また自分の感性に頼るところに戻りました。


どっちが正解かわからない場合は 1%でも危険の可能性があれば、止めておくに限る!

と思いますが。


クリップ


何年か前に 化学物質過敏症が取りざたされ

「シックハウス症候群」なる言葉が飛び交い始めた時期がありました。

これも 人によってシリアスに受け止める「程度」が 色々でした。

私は 当時 その分野に精通した設計の方に色々教わっていたので

ある程度 知識がありましたが、

それを知らなかったのかどうか さほど気にせず

住まいを選び、つくりした知人が ワンコや小さいお子さんにアレルギーを発症させていました。 

小さい時にアレルギー症を患うとずっと引きずるし

ワンコは大きくなるほど 症状がひどくなるそうです。


知らないということは 怖いなあって(私もいっぱいあるけど)。


【参考】

リビングサイエンスアーカイブス

http://www.csij.org/archives/2007/01/_beir_vii.html