ロッカショ本。
最初に六ヶ所のことを知ったときに
全体像を把握するのに とても大変で
色んなところから 情報をかき集めて
なんとなく解ってきたときに
この本に全部まとめて書いてあって
すごく 良いと思った。ありがとう~これが知りたかったんだよ~みたいな。
でも この問題にかなり興味がないと いきなりこれ読んでも
出てくる言葉とか 難しいかなあ~
ある程度読もう!って気合がある方や 読書好きな方には
図表や写真がいっぱいあって見やすかったって、友達が言ってました。
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ところで
「エネルギーフォーラム」っていう 専門誌があって(1305円)
広告出してるのは
電力会社とか 送電線関連会社とか ガス会社とか
業界に寄与するために協力してるのだと思うけど
「おたく ここに広告打っても仕方ないでしょ」って会社まで
とにかく あちら寄りの広報誌のようです。
№642 号は報道特集「間違いだらけの「ロッカショ」への反論
でした。
京都大学原子炉実験所教授 山名 元先生が
この本の記載の一部ずつを 具体的にとりあげて
ここがおかしいでしょって説明を インタビュー形式で掲載しています。
ひとつには
『再処理工場からは通常の原発から出る放射能の1年分が1日で出るのです』
という文面に対して
放出される放射性核種の特徴ををまるで無視している、ということを問題視していて
『クリプトン85、炭素14、トリチウムなどは、人体に与える放射線影響度が比較的弱いもので
炭素14、トリチウムについては、自然界にも存在しています。』
『六ヶ所工場では、クリプトン85、炭素14は高さ150mの排気塔から排出するので
大気中で拡散、希釈される。
トリチウムなどは沖合い約3km、水深44mの排出口から放出するので、これもまた
拡散、希釈される』
『周辺の住民が受ける影響は、最も多く見積もっても年間およそ0.02ミリシーベルトと、
国が定める一般公衆の線量限度である1ミリシーベルトを十分下回ります』
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比較的弱ければいいものでもないし
自然界に存在する放射能と 人工的に作られる放射能との人間の適応能力は違うし
拡散、希釈された先で 毎年毎年蓄積することを無視しているし
年間ていうのも毎年毎年生きてる間中 蓄積していることを考慮されているのか、
国が定めてる数値やら何やらというのは事業をする人が基準にしているもので
川田龍平さんが 薬害で闘い続けてた姿を見てたら 国が定めてる事が絶対とは思えないし
大丈夫程度は国民 ひとりひとりによって違うものじゃないですかぁ
って感じです。
放射能被害については
sing02さんの『僕と核』のレポートに
スターングラス博士インタビュー
という目次があるので 参考になるかと思います。
僕と核 http://www.e22.com/atom/index2.htm
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この箇所以外にも何箇所かを言及されておりますが
「核のゴミをどうするのか」
「被爆量にこれ以下なら安全という基準値はない」というアメリカ科学アカデミーの発表
という私の疑問がクリアになる答えは どこにもありませんでしたの![]()
