会社組織は、

ズバリ、

上司と部下のチームワークのもとで営まれる。

ただし、

あくまで、

良い上司と良い部下に限られることで、

良くない者らは、

組織のあり方を良くない方向に蝕んでいく。

今回、

モーさんが会社員をしていた時代を通して、

人間として憧れた上司の光と影が語られることになる。


モーさんは会社に入ってすぐに上司に恵まれていたことに感謝の念を覚えた。

この上司は行動力がありはきはきして、

何事にもたじろがない。

あまり部下を叱らず、

叱咤激励対応をしてくれる。

モーさんは、

そんな上司であるマコトに、

親しくしてもらいたいと常に願っていた。

そしてそのお願いはすぐに叶えられることになる。


会社の飲み会の帰りに、

マコトはモーさんに、

「君のところはこの時間はなかなか電車が来ないだろう?私のところで泊まりたまえ」と親切に言ってくれた。

モーさんは喜んでマコトの言葉に甘えた。


マコトの家は立派な一軒家で、

立地の良いリッチな感覚をモーさんに与えた。

マコトはモーさんを中に案内しながら、

「お母さんが寝てるから音を立てないでくれたまえよ」と注意した。

モーさんは母親がいることを知りつつ、

親思いのマコトを尊敬した。


マコトはモーさんを居間に連れて行き、

「君、デジタルテレビでDVD📀を見せてあげよう」と言った。

この時代はデジタル放送はされてなかったが、

デジタルテレビとDVD📀が普及していた。

ブルーレイはまだ一般家庭とは無縁やった。

モーさんのところはブラウン管テレビ📺やったので、

はじめてのデジタルテレビとDVD📀にワクワクした😀

当時発売されていた『マッド・マックス』や『ダイ・ハード』が見たかった。

マコトは、

「凄くいいやつを見せてやるからな」と言って、

以下のものを取り出した。



モーさんは驚いて、

「こ😳これは、子供が見るものじゃないんでしょうか?」と問いかけたが、

マコトは軽く笑い🤭

「子供が見るものを大人が見てはいけないって法はないんだよ。さあ、一緒に見ようじゃないか?」と言い、

『きかんしゃトーマス』をDVDデッキに入れた。

楽しそうなマコトに対してモーさんはあ然と『きかんしゃトーマス』を見た。

そこに70代くらいの女性が来て、

「まだ起きてるのかい⁉️眠りな❗️尻を叩くよ❗️❗️」と怒鳴りつけたので、

マコトはモーさんに、

「お母さんが寝ろと言ってるから寝るか。部屋に案内するからついてきたまえ」と言って先頭にたち、

モーさんをとある部屋に招き入れた。

そこには以下のものがあった。



モーさんが驚いていると、

マコトは、

「僕が上だから君は下で寝たまえ」と言って、

急いで二段ベッドの上に駆け上がった!

モーさんはただただドン引き状態の中、

下の段に横たわった。


モーさんはなかなか寝落ちしない体質やった。

眠るには、

ナニか本を読まないと眠れないんやった。

そこでマコトに、

「ナニか読み物がありましたらお貸し願えないでしょうか?」とお願いした。

マコトは、

「いいよ。ただ、目が疲れない程度にして眠りたまえよ」と言い、

以下のものを手渡した。



モーさんは重ね重ねガク(愕)が入りつつ😱

『おやゆびひめ』を読み出した。


朝になり、

マコトの母親が入ってきて、

「起きな❗️出来損ないども❗️ハヨ目を覚さないと日が沈むよ❗️」と怒鳴り起こした!


モーさんとマコトは目を覚まし、

洗面して、

食卓に向かった。

テーブルには以下のものが置いてあった。



マコトはモーさんに、

「人の力は朝飯にあるんだよ」と言って、

ポップコーンを食い出した。

モーさんも哀しげにポップコーンに手を伸ばした。


そのまま2人は会社に向かった。

いつものようにはきはきとはつらつなマコトは、

会社員の人気者やった。

が、

当時のモーさんは、

人の見かけの完全さが見えない不完全さから生まれる真理を得ることが出来ず、

マコトを心の内に軽蔑した。

こんにち、

モーさんのかつての上司マコトは「こどおじ」という言葉で表現される。

しかしそれは、

表面上の冷やかしに過ぎず、

内面を批判するには、

言葉足らずに響くように思われる。