本日所用 あり南海 新今宮から泉佐野に向かう道中にあった話です。

事故は10時5分頃 泉大津~泉佐野の間にある踏切でトラックと電車が接触事故が発生。

私はその事故が起きた時に新今宮駅改札に入り、すぐ目の前をラピートが定刻に発車し、次の10時10分発の空港急行をホームで待機していたのでその事故はまだ知る由もない。しかし発車時刻の10分を5分経過しても列車が来なく、また案内放送も全く無いので単なる遅れが発生したのかと思った頃10時18分過ぎに泉大津の先の踏切で事故があったので遅れているとの放送がされた(不通になったとは言わなかった)。やがて8連の急行に海外の旅行客が各車両に6割程度の乗車率で入って来た。

 

列車はすぐに発車し徐行をしながら、突然この電車は天下茶屋止まりですのアナウンスがされた。しかし天下茶屋に渡り線などないのになぜだろうと考えているうちに天下茶屋に到着し いつも通り乗降客を捌いた後、何も無かったかのように出発。そして再び妙なアナウンスがあり、この電車は住之江止まりだと2度にわたり案内した。一般の日本人乗客は急行停車駅でないのに?と思ったが多くの外国人はその言葉を理解できるはずもなく聞き流していたように思う。

 

これまでのアナウンスではトラックと接触事故が発生したので電車に遅れが生じたとしか案内しておらず、はっきりと泉大津~泉佐野間は踏切事故で不通だ、そしてJR振替案内をなぜ言わなかったのだろうか疑問。そんな状況下で電車は車庫のある住之江で停車し、この電車はここまでだとの案内があり、しばらくすると隣のホームに鈍行の4両編成和歌山行が入ってきてしばし停車。ホームにいる係員はそれぞれの乗務員のみで外人の対応がおぼつかなくジェスチャー程度の会話しかなされていない。

 

空港急行に乗車した外国人は 今一つ何が起こっているのか不明のままで 4両の短い編成の鈍行に乗り換える人はほんの一部だけだった。私は鈍行に乗換えたが、乗客と運転手のやりとりに時間がかかり現場の状況をはっきりと把握できないまま、先に進んだ。結局は泉大津に到着して折り返し運用となり先には進めないことが分かった次第。

 

突然の事故対応に 各乗務員、駅係員に列車無線での説明とその対応をなぜ関係各位に徹底し一斉放送を伝えなかったのか。そして乗客の対応はずさんさが目立っていた。

 

大きな疑問は空港急行に多くの外国人空港利用者が乗車しており、その乗客を全く無視したかのように自社の車庫である住之江になぜ止めてしまったのか、それから先は鈍行に乗れといわんばかりに。そして振替乗車を直ちに乗客に案内すれば、この住之江と言う中途半端なところで立ち往生することは避けられたはずだ。あとでスマホで確認したところ、空港線と南海本線泉大津~佐野間は不通としていたのが判明。

 

さすが先に発車したラピートは堺駅に停車しており、すでに乗客は堺東から三国ヶ丘経由でJR線に案内された様子で車内には誰もいなかった。ラピートには外国語を話せる車掌がいるのでスムーズに捌けたようだが、空港急行に乗車した人は、しばし途方に暮れ泉大津駅の駅員対応も今一つだった。