能勢電の妙見線末端部の地域は山下を過ぎると山里風景がくり広がるローカル線で、春の平日には新緑を求めるハイカーが十名ほど乗車しており地元民の利用は少ない。線路に沿って両側にイノシシが進入しないよう柵がある。

遮光カーテンは里山風景の絵柄となって車窓とうまくマッチしている

阪急5100系を能勢電オリジナル塗装にした。

短いトンネルを出ると田園風景がくり広がる。

2両編成、2列車で山下から妙見口までの4駅を交互に10分ヘッドで運転されている。それほど需要がないので間引きしてもよさそうに思える。

 

もうこれ以上は山で進めないという所が終点の妙見口 駅前には牡丹鍋(いのしし鍋)の店、観光案内所もある。

ここから同社が運行するケーブル駅までは約1.5キロ離れており、土休日のみバスが運行されている。

さらに京都府の境付近までは阪急バスが一日数本運転され、その内3本は箕面森町を起点とし、千里中央からのバスと接続されている。もはや山頂にある神社にお参りする人も激減し、いろんなコースがあるハイキングに興味を示すシルバー達の憩いの場所として昼間はわずかに賑わいを見せている。山上にむかう途中にリフト乗り場がある広場には遊歩道も整備されており、ミニ鉄道も運行されていたが、すでに線路の大半は撤去され廃線となっていたのには驚いた。子供だましのようなミニ鉄道ではリピーターが来るほどの魅力もないのだろうと思う。