春らしくなってきた季節の変わり目に、もう東京では桜開花したという驚き、久しぶりに武庫川チャリ道を快走した。

画面手前が西宮市、対岸が尼崎市 新駅は上下線の間に造られる予定。新駅が決定されたとはいえ完成時期は約10年後と言われている。それほど長くかかるのは河川の真上に位置するためと、上下線の間隔が広すぎて、島式ホームにするには無駄な空間になっており、いろんな案を検討しているのかもしれない。阪神武庫川駅よりかなり上流に位置してはいるが、河川敷の幅が広く、阪神の鉄橋よりも橋梁の長さが1.5倍ほどになっている。地元の人達は新駅の決定で喜んだものの、完成した頃にはすでに会社をリタイアしている人も多いに違いない。

古い鉄橋の外側に新しい鉄橋を造ったためこの部分のみ中途半端な空間になっている。そして西宮、尼崎両市の境界線は橋梁の中央部分にあるため、新駅ホーム中央部は境界線になる可能性がある。一方で阪神武庫川駅は尼崎市側にホームが寄っており 武庫川線があるためホームの西宮側は連絡通路としている。

少し足をのばして武庫川線を訪ねた。2両編成の新塗装電車が昼間20分毎に運転されており、15時頃に終着駅で下車した人は30名足らずでまずまずの利用状況だった。武庫川団地前終点付近から西側は、団地、一戸建てなど住宅が多く、バスで甲子園、JR甲子園口方面行きがある。

武庫川駅から南に4キロ弱の距離でバスのような感覚で乗れるが運賃は本線からの通しで計算されるので割と経済的だ。特急停車駅の甲子園駅から浜側へは、バスで南下するとバスの初乗り220円が加算されるのでその負担の差は大きい。