東北線の終着駅である ウボンラチャタニは市街地から南へ約3キロ外れており、ソンテウ(トラックの荷台に座席のある乗り物)に乗ると駅前に到着する。
駅前はひっそりとした広場と公園があり、絶えず混雑しているバス乗り場とは、対照的だ。
この駅の発車本数は20年前と同じ一日10本程度しかない。
ローカル列車は4両編成の気動車、塗装がはがれ痛々しい。
最後部のドアは開けたまま走る。
その開いたドア越しに流れゆく景色を撮影した。
となりホームは夜行急行列車で古い年代物の客車も連結されている。
車内風景
窓の下もはがれている。応急処置もほどこされていない。でも乗客はそのような車両に慣れてしまった。根っからのマイペンライ(気にしない)の国民性で、鉄道会社にクレームも言わない。
駅名板の形式も 統一されていないようだ。
駅名板にめずらしく中国語が入っている。
そして駅を降りて散策.していたら 象が散歩していた。すぐ近くですれちがって象と一瞬目があった。 ここは象の故郷スリン。ここの原住民クイ族は象の扱いが上手く、一頭の象に一人の象使いがペアで生涯を共に暮らすそうだ。ここで毎年10月に象のサッカーが行われるという。