今日は特急列車でギリシャ第二の都 テッサロニキに移動する。乗車券は出発前に日本で購入済だ。このネット購入時にギリシャ国鉄は メール添付にpkfileという特殊なファイルを.使用して発送するため それを開くのに悪戦苦闘したが、結局開くことができなかった。しかし添付メールが開けなくても キップと同じ内容のものが本文に記載されているため それを印刷し車掌に見せるだけで簡単に検札は対応することが出来た。
今日乗車するのは朝一番のテッサロニキ行き特急で7時18分発 12:41着となっている。501キロを所要5時間23分で走る最速列車である。ホテルから国鉄駅に向かうのに、余裕をもって地下鉄駅に下りようとしたが、なぜかシャッターが開いていない。他の入り口を利用しようとしたが、同じであった。 ホテルに戻り事情を話すと今日はメトロのストライキで9時まで動かないという。仕方がないので タクシーを利用することにした。朝からいきなり面食らった。
機関車に牽かれて4両編成の客車が到着した。前から一等車、食堂車、二等コンパートメント、それに二等オープン座席車 我が指定席はオープン座席だった。
空室のある朝一のテッサロニキ行き列車
山岳区間はまだ電化されておらず、途中で電気機関車に交替する。
山岳区間を改良し、高速化、複線電化工事が行われている。これの完成に伴い所要時間は現行の5時間23分から1時間程度の短縮が見込める。
旧線を40キロで走る車窓から 新線を見る。この山越えの前後で機関車を交代させ20分程度の停車をしていた。現在 峠を越える路線は単線非電化で、Sカーブの連続だが、新線が完成するとS字カーブも緩和されて時間短縮が計られる。その日が待ち遠しい。
テッサロニキ駅に約10分遅れで到着 市街地はここから東に3キロの地点
アテネからテッサロニキへは特急列車が一日6本 うち一本は夜行列車。
バスもほぼ同じ本数で所要時間も6時間程度と善戦している。なおこの駅から国際列車のベオグラードとソフィア、ブカレスト方面行きが一日一便出ている。