クルージから400キロ離れたブダペストまでは一日三本の国際列車が走っている。所要時間は7時間半かかり それほど速くはない。国境で出国検査、入国検査にそれぞれ20分ほどの停車時間があるのとハンガリーでは、本線に入るまでの40分間は各駅に停車しているためである。
国際列車とはいえ、国境を越える人は少なく、それぞれの国内での利用率は高い。
車窓もあまり変化なく 広い畑が広がっている。
国境近くのオラデア駅構内では蒸気機関車が二両も鎮座している。
二等車の車内
ルーマニア側国境駅でしばし停車する。
国境駅で長大編成の貨物が停車している
ハンガリー側の国境駅 国境駅で機関車を付け替えてハンガリーの機関車に変わる。
みごとな平原をひた走る。
ひまわりが花を咲かせると緑の平原に黄色の彩をそえる。
ハンガリー本線に入ると機関車を電気機関車に変えて ブダペストを目ざして疾走する。車掌も途中で交代したので 検札は三度もやって来た。
レールバスもローカル線で活躍している。
ようやく終点のブダペスト東駅に到着 ホームは切り欠きホームに停車した。
出口までは 少し歩かなければならない。ホームのいい場所はオーストリアからのレールジェットが占領していた。
ブダペストケルティ(東)駅正面 ここで地下鉄に接続している。
654 クルージナポカ発
1324 ブダペスト東駅着
途中で時差1時間あり
数年前のダイヤでは一日4本あり食堂車も連結していたが、現在は一本減便され、食堂車も車販もなくなっていた。