キシナウのはずれにある南バスターミナルから、市内へはバスで15分の距離だった。ヤシからのバスを降りて、道路を横断し少し離れたバス停に向かってトランクを引きながら歩いていると、トロリーの運転手が私を見つけてバスを止めてくれた。まるでタクシーのようなサービスだ。そして、若い女性車掌が切符を売りに来た時に ホテルキシナウに行くというと、車掌は運転手にホテルの所在地を聞いて、着いたら私が教えてあげますと言ってくれた。モルドバに着いて いきなりこのような親切を受けて、この国の印象が非常に良いものとなった。バス車内は比較的すいていたせいか、車掌は運転手のそばに行き、よく話をしていた。そして 髪の毛をセットし直したりもしていた。私服なので、乗客のようにも見受けられる。画一的な教育を受けて 余計なサービスは一切しないという日本のバス会社と異なり、臨機応変に乗客のニーズに答えるという姿勢は 勝手のわからない外国人にとっては、非常に有難いものである。
数少ないモルドバの見どころの一つ 勝利の門。
先ずは 腹ごしらえ
喫茶店の壁には 世界の感謝を表す言葉が貼ってあった。
勝利の門の向かいにある広い公園内の噴水
堂々としたキシナウ駅正面
ひろびろとした駅構内に人がいない。
殺風景な構内に花があり、気持ちが和む。
国内線の本数も少ない。ウンゲニはルーマニア国境近くの駅だ。毎日運転は上の2便のみ。
モスクワ行き、サンクトペテルブルグ行き、ブカレスト行き(月、木のみ)、オデッサ行きなどの表示。毎日運転されるのは少ない。
今日の到着列車 国際線はこれだけ
駅のはずれに4両の客車が停まっている。増結用だろうか。