チェンカーンでのんびりと過ごした後は、バスでコーンケン国鉄駅に向かった。

ルートはルーイまでトラック式のバス そしてルーイからコーンケンまでは一般のバス。

ルーイまでは約1時間半 そしてルーイからコーンケンまでは4時間15分と結構長い旅だっいた。ルーイは山に囲まれた街なので 冬は寒くなるというが、昼間 バスを乗り換えた時はそれほどでもなかった。 コーンケンは比較的人口の多い都会で バスターミナルは規模も大きく 近隣の都市にゆくための中心となっており、それとは対照的に国鉄駅前は市バスも寄らない存在だった。コーンケンで一泊し翌朝の鈍行で一路南下することに。

発車時刻の一時間前に駅に着いて しばらくあれこれと観察した。北行きのコンテナー貨物が

到着し 少し休憩(運転停車)してすぐに発車した。貨物は25両のコンテナー専用で20フィートのコンテナー約50本を乗せていた。トラック輸送が主体なので鉄道の利用シェアは微々たるものだろうが、今後鉄道インフラの整備がされるとタイの国際港 レムチャバン直結の利を活かした鉄道輸送が見直される可能性がある。

貨物を索引していた機関車は中国製で最高時速100キロと車輪の上に書いてあった。

次にも北行きのバンコク発夜行急行列車が 2時間ほど遅れて到着した。10両ほど客車を連結しており前部には小荷物の荷下ろしがされていた。 そして下車した客はそれぞれに線路を横切って外に出て行った。 そして私がこれから乗車する南行きの鈍行のすれ違い待ちをしていた。

時刻表の416列車 7時57分発の気動車が5分ほど遅れて3番ホームに入ってきた。ウドンタニ発ナコンラチャシマ行き 普通。 午前には2便しかないので 選びようがない。

4両連結の車内は閑散としている。 そして最前部には坊さん、身障者用の優先座席があり、ロープを吊るして一般客の立ち入りを止めている。普通列車ではあるけれど、駅間距離が長いので 直線区間では車体を揺らしながら 80キロくらいの”古”スピードで飛ばす。.

コーンケン付近は踏切が多いので 高架工事が進んでいる。

そして郊外も目下 複線高速化工事がたけなわである。一刻も早く工事が完成し、高速電車が走るのが待ち遠しい。 列車は遅れを取り戻す素振りもなく さらに遅れに輪がかかっていった。