2016年夏 できるだけ鉄道を利用してポーランドのワルシャワからバルト三国のエストニア タリンまで陸路で移動して来ました。鉄道マニアにとってこの部分の移動は 航空機もしくは国際バスが主力となっている環境の中で、たやすいものではありませんでした。

ポーランド鉄道のリトアニア国境最寄りの駅スヴァウキからカウナスへの移動。

この区間は最近までは国境駅であるシェストカイで乗り換える便が一日一本存在していた

が、出発前にチェックした時刻表からは列車はすでに削除 廃止されていた。

上記はスヴァウキ駅での時刻表掲示で土休日限定で一日二本スヴァウキからカウナスへの国境越えローカル列車が運行されているのを発見した。私は平日に移動したのでやむを得ず一日一本の国際バス ユーロラインバスでスヴァウキからカウナスまで乗車した。このバスはスヴァウキのバスターミナルに立ち寄らず国道の沿線にある市バスの停留所に停車した。

沿道にある.バス停 この右側奥に広いバスターミナルがあった。利用前日に ドイツ南部のシュトトガルトからバルト三国を縦走する一日一便のユーロラインバスを確認した。見事なまでに定刻に到着し3名がこのバスを利用していた。写真左の大型がユーロバス。小型がローカルバス。

このバス停にはユーロライン社のバス時刻表は一切なくて バスを確認するまではやや不安だった。カウナスまでの所要時間は約3時間だが、国境手前でパスポート検査があり 乗客のうち三名が審査にひっかかり半時間ほど路上の空き地で停車していた。EU内では協定で審査は省略されているはずなのだが、欧州南部からの移民が増大しているので、そのような措置をしていたのだろう。

その後バスは国境をスルーして トイレ休憩はガソリンスタンド内にある小さなマーケットに停車した。車内にも簡易トイレがあるので 有料トイレに向かう人は少ない。

あらためて国境という目印は 気をつけて車窓をながめていたが、特に無いようだった。ただ手持ちの携帯が鳴り自動的にリトアニアの電波に変わり時刻を一時間進めたのを教えてくれた。

 

結論:

この区間 鉄道とバス事情; 鉄道は週末限定の2往復運転のみ バスは二国間の首都を結ぶ直行便は本数も多いがローカルのスヴァウキからの国境越えは一日一便のみ。