メコン川の向こうにラオス人に見送られてに沈む夕日


今日はタイのウボンからラオス ヴィエンチャンへ国際バスに乗車した。

ウボン発3本目のバスは10時30分発  待てどバスは来ず、ようやく35分に姿をあらわした。

ラオスからの始発 折り返しバスなので混雑しており国境で多くの時間を待機していたのだろう。

ラオスの車は右側通行なので出口は右側になっている。


下車する人の手荷物等が片付いて 今度は乗車する人の手荷物をトランクに収納し あふれた荷物はバス車内後方に積み込む。国境を超えるバスは荷物も大きい。ようやく積み込みが完了し11時5分過ぎに出発した。車内乗車率は80%くらい。国境のあるメコン川の手前まで約1時間。そこで出国手続きのため乗客は下車しバスは前方まで回送して待機する。そして川を渡り今度は入国審査の列に並ぶ。特に質問も荷物検査もなく終了した。そしてバスは前方で待っている。日本のバスのようにいちいち人数を確認せず周囲の乗客がそろったか車掌が前で聞くだけだ。積み残しがあるかもしれないという不安を持ちながら

入国スタンプを押してもらいバスに急ぐ。


そしてメコン川に沿って約1時間でヴィエンチャンにバスは停車した。ごみごみした市場の隅に降ろされる。ウドンタニを出発して3時間半経過した。



パリの凱旋門を真似てつくったパトォーサイ 中には薄暗い階段が上の屋根あたりまで続いている。

中国、韓国人の団体観光客が多い。



凱旋門からの眺め(北方面)



南方面 (こちらが街中心方向)



街の中心にはこのような塔がある。



そして古い建物が今なお使われている。





寺院も市街地に多い。



夕方になるとメコン川の土手には多くの夜店が並び 観光客は夕日を眺めた後 店をひやかしたりしながら 散策する。夕日の沈むのが時間の経過であり 時計などは要らない。


なおタイから鉄道がラオス ターナレーンまで伸びてはいるが、ラオス終着駅は何もない 定期バスも立ち寄らない辺鄙な駅のため この鉄道を利用して国境をこえるのは ごくわずかな人のみだ。

利便性、運転頻度から当然のごとく バス利用になる。列車は一日二往復 区間運転をしており、バンコク方面との接続は便利とは言えない。 鉄路は宝の持ち腐れとも解釈できるのだが、すでに時代は貨物、乗客ともにバス、トラックにシフトしており今更不便な鉄路を使わない。 鉄路の延長はどこかの国の援助で完成したものであろうが、利用されないと援助の意味がなく金をどぶに捨てているようなもの。援助する方の国は相手国の事情と社会環境をわきまえたうえで 何をすれば最も有意義なのかを検討すべきだ。単に金をばらまけば喜ぶであろうという発想は いかがなものか。国民の血税であることを忘れてはいけない。