バスターミナルから地下鉄に乗り換えて都心に向かって五つ目の駅にわがホテルの最寄駅なのだが、なぜか反対方向に向かって乗車していた。乗客が増えるはずなのだが だんだんと減ってゆくのでおかしいと気が付いた。寄り道になってしまったが、ホテルには午後3時ころに到着した。まだ日没の7時までには充分市内めぐりの時間があるのでさっそく街へ繰り出すことにした。



旧市街地でメトロを下車し 地上にでると市電の停留所があり、さっそく乗ってみることに。



急な坂道 細い路地のようなところをゆっくりと走る。狭い歩道を歩いている人は電車の通過を待っている。



車内はほとんどが、観光客で一杯 古めかしい市電をカメラに収める人も多い。ここでは 皆が鉄道マニアになりきっている。



胸にワッペンをつけた日本人のツアーがいた。しかも関西の表示まで書いてあった。

市電の終点で下車し 歩いて同じ道を戻った。歩いても市電と同じくらいの時間で それ程距離は長くはないようだ。



細い道に観光バスが入ると電車とすれ違うだけでも大変で 重体の原因になる。リスボンは首都であるが昼間の地下鉄はわずか三両編成で7分毎に運転されている。それで混雑しないということは、人口があまり密集していないのだろう。旧式の市電が今なお健在なのは そうした背景が関係あるように思う。





途中で軽食と夕食で二回食事をしたが、二軒ともインド系の給仕だった。 海岸沿いを走る近代的なトラムは明日のることにしてホテルに戻る。24時間有効の切符を有効に使わなくては。。