おはようございます、たらさひです。

『前回の記事』の続きです。

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親父の 最後の晩餐 抗がん剤治療を始める前の決起集会 は明後日の8/10(月)。
準備期間は8/9(日)のみ。

俺に課せられたミッションは重要な順に以下の3つ。
①極力煙のでない焼肉機を購入する(最重要)
②今までに食べたことのない高い肉を手に入れる
③甘いメロンを手にいれる

分かる人には分かると思うが、「明日が食べごろのメロン」なんてそうそう見つかるわけがない。
メロン大国である茨城で売られているちゃんとしたメロンには「食べごろは○○ごろ」って書いてあるんだけど、大抵は1週間ぐらい先の日にちしか書いてない。「明日が食べごろ=賞味期限間近」ということなのだ。

だからこれに関してはそうそうに諦めて「ちょっと高そうなメロン」を買って、妹たちに説明することにした。

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次に、今まで食べたことのない高い肉。
んなもん、買ったことないし…
記憶の紐を辿ると…水戸近辺にある「カスミ」というスーパーに、高級肉のコーナーがあった気が…

というワケで取りあえず行ってみたら、あったあった有りましたよ、高級肉コーナーが。
恐る恐る近づくと、「本日3割引き」って表示があって少し安堵。
実際に値段を見てみると…
【100g/2,500円】

「ウン、ダイジョウブダ、ミタコトナイ、ネダンダ」

結果、かさましのためにちょっぴり安い肉も混ぜたうえで 約10,000円分を購入した。

袋に詰めてもらう際、「少しだけ余っちゃったからおまけして入れておきますね」って肉売り場のお兄さんにちょっとだけおまけもしてもらえた。こんなことは初めて!

「あのくそジジィ、持ってるな。」

※もっともこんな高い肉屋で肉を買ったことも初めてだが。

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最後の超重要ミッション、「極力煙のでない焼肉機の購入」。
普段なら間違いなくAmazonとかヤフーショッピングとか楽天で買うのだが、今回は「明日までに準備」しなければならないので実店舗購入しか手段はない。

ということで、ケーズデンキに行き焼肉焼き機を物色。
※実店舗で購入するときは絶対にケーズで買ってます。

家のなかで焼肉を焼くなんて微塵にも考えたことがなく、当然、まったく興味がなかったから知らなかったけど、ひと口に「焼き肉焼き機」って言ってもピンキリでいっぱい種類があるもんだ。

店にあった焼肉焼き機をスマホで評判をチェックしながら1台ずつ見ていくと…
「グラファイトグリラー(アラジン)」っていうのが煙がでなくて優秀らしい。

さっそくレジに持っていこうと思ったが…、ほかの焼肉焼き機は棚のしたに梱包用段ボールに入った新品が鎮座しているのに、このグラファイトグリラーだけはない。

「もしや、在庫がない?」

早速、近くにいた店員さんを呼んで確認してもらう。

「明日、どうしても必要なんです。この店にないなら、近隣のケーズさんに行くので探して取り置きしてもらえませんか?」
「分かりました、確認してきます」

そう言って店員さんはバックヤードに消えた。
待つこと数分…

「たまたま今日入って分がありました!」
「なんとー!」

というワケで無事に購入(15,000円ぐらいだった)。

「ホントあのくそジジィ、ホント持ってるなぁ…」

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これで当初の目標だった以下の3ミッションをコンプリート。

①極力煙のでない焼肉機を購入する(最重要)
②今までに食べたことのない高い肉を手に入れる
③甘いメロンを手にいれる

そして、あのくそジジィのために30,000円弱も散財…(涙)

というワケで、いよいよ最後の晩餐の準備が整った。

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『続きます』