独身を謳歌してきた友人が、名言のようなことを言い出して面白かったので今日はその話です。


年齢を重ねた女性にとっての心の叫びだと言っていました。(個人的なものです)


「若さを失うことが怖いんじゃない、自分が強くなるのが怖かった。」


...。

はい。

彼女は以前お付き合いしていた彼に、時々感じることがあったそうです。


「いま、わたしに怯えた?」


仕事もバリバリこなしてきた女性です。
芯もしっかりしていてたまにはピシッと物事を言う。

でもけして24時間バリバリなわけでもなく、むしろおっとりしてる所もあり、ちょっとすっとぼけてる所なんか可愛いらしい女性です。


...。

「好きな人に怯えられる女」


一瞬沈黙になりました。


これは大人の女性ならではかもしれません。


男性と肩を並べて働いてきた彼女は、優しさも兼ね備えてこそいましたが、基本的には弱音を吐くこともしない「強い」人です。

もちろん心が折れてしまいそうなこともたくさん経験し、時には影で涙しながらも何度も乗り越えてきました。

そうやって年齢を重ねていくうちに、本人の意思とは関係なく培われていく「強さ」。


でも本当は、弱っている時には愛する人に寄りかかりもしたいし、甘えたい気持ちもあったのに。


どうやって甘えていいのかもわからない。
それでも意を決して(←ここからちょっとズレてますね)甘えて寄りかかったつもりでも、相手にとっては武装した兵士が寄りかかってくるような重圧感だったのかと。

あくまでも本人の言葉です。その後しばらくわたしは彼女を兵士と呼びました。



話を戻します。
その彼には、なるべく自分の強さを出さないように気をつけていたようですが、3回目に彼が怯えた顔を見た時にあぁもうダメだと思ったそうです。


素の自分では受け止めてもらえないと感じた女性兵士は、もう恋愛とかパートナーとかどうでもいいと思ったわけです。


人の不幸をネタにするわけではありません。
結果、彼女は最強の彼を見つけたんです。


最強の女性兵士が見つけたベストパートナー、はじめはどんだけツワモノかと思いました。


現在の彼女の愛する彼は、拍子抜けするほど穏やかで優しいひと。

分かりやすく空気感を表現したら、「いい感じの天然」でしょうか。あくまでもいい感じのですから、褒めてます。

とにかく、穏やかな笑顔と心地よいほどの優しい口調が人柄を現しています。



例えば彼女が多少厳しめの発言をした時でも、

ふーん、そっかー。

暖簾に腕押しと言わんばかり。

おぉ、スゴイ。

彼女のエネルギーを上手く吸収している。

そしてなにより、彼女の弱さも優しさも理解して包み込んでいるような。

にゃるほど。にゃるほどですね。


強さとは、優しさなのです。

愛する人に怯えられて傷ついていた、不器用な彼女は晴れて

自分よりも「強い」男性に巡り会ったのでした。

「幸せになった兵士の話」