子どもの心が分からない。


成長段階の子どもたちの心。
えっ?と思う現れ方をした時、親としてなんとも言えない不安と戦うこともあります。


わたしは長女が小学2年生の時に離婚しました。
どちらかと言わなくてものんびり気質の素朴な子。

すでに別居していたものの、子どもにとっての衝撃を考えると離婚の事実を伝えられずにいました。

当時管理職で仕事もめまぐるしく、けしてゆっくり子どもに寄り添い過ごせたわけでもありませんでした。


ある日、長女の変化に気づきました。

歩き方がおかしい。

正しくは、歩き始め。一歩前に出てから一歩下がる、そして歩き始める。

一度目につくと気になり注意して見ていると、時々脈絡もなく顔をぎゅっとしかめる。


言ってはいけないと思いながら、つい口に出る

「それやめなさい」

そんな事が毎日続くようになると、頭では分かっていても不安とイライラが膨らんでいきます。

子どもからのSOS。

それにイライラする自分はなんちゅー母親と、、

自分の責任だという感覚に押し潰されそうな気持ちで、誰かに話すこともできませんでした。

ずっと走り続けてきた仕事、転職を覚悟し初めてその気持ちを伝えたのは1人の上司。

その頃は、けして弱い自分を見せたくない、責任者の1人としての変なプライドを持ち続けていました。


でも上司に話し始めた途端、自分でもびっくりするくらいの、たぶんマンガみたいなおっきい涙が次々にボロボロ出てきました。

情けなくて、恥ずかしくて。


その後、上司は退職せずに済むようわたしを別部署のポジションに異動させ、信頼できる保健師さんを紹介してくれました。


そこから更に、子ども専門の心のケアに関する先生を紹介して頂き、長女を連れて行きました。

気になる行動以外は全く変わりなく見える長女。

初回の受診、子どもは別室で遊ばせながらほぼわたしとの対話でした。先生からは、

「離婚した事実をきちんと話してあげてね」

と言われました。

今、傷つけることを避けても、本当は事実を受け止めてこれからを生きていかなければならない、小さいからと曖昧にしていくことで不安を増長させる。

帰宅後、長女と向き合って座り、事実を伝えました。

本当なのと、泣かれました。

抱きしめて、これからのことを話しました。


後で知ったのですが、クラスメイトから「みょうじが変わったね、りこんしたの?」と言われていたそうです。

のんびり屋の娘は深く考えていなかったこと、もしかしたら認めたくなかったのかもしれないこと。

小さな体と心で大きな不安をぎゅーっと隠していたんだと思うと、いっぱいいっぱいになってた自分が恥ずかしく申し訳なく、またダメな母親と自分を責めたわけですが。


2回目の受診、その頃には、毎日続いていた娘の行動はすっかりなくなっていました。

もう来なくていいよとあっさり先生から言われ、拍子抜けしたのを覚えています。


それから8年が経ちました。

その間にも懲りもせず、うわぁーいっぱいいっぱいだぁー!!となることもたくさんありましたし、今だに反省することばかりです。。


でもあの時の経験から、娘とできるだけ素直に話し合いながら生きていこうと思いました。

その中で娘には頼りない母親と映ることもあるかもしれないけど、肝心な時に頼りになればいいじゃんか、と。

自分のダメな部分、隠しても全部見られてる 笑

でもいい部分もちゃんと見てくれてる。

折に触れ素直な気持ちを話し合えるようになり、ふと思い出すのは、たくさんの感謝。


1人で抱えきれない時、多くを語らずずっと支えてくれた上司や温かくサポートしてくれたプロの方々、落ち着いて話せるようになってからは周囲の仲間にもたくさん協力もしてもらいました。


たくさんのご縁から今の自分があること、子どもの笑顔があることもそうです。

もし、自分には頼れる人がいない、誰にも話せないと思っている人がいたら。

世の中にはたくさんのサポート機関もあります。
そんな大げさな、と思うなら、こんなわたしもいます(^ ^)

いろんなことをきっかけに、前に進んでいけますよ。

「小さなきっかけでも大丈夫。」