ある高齢者施設の管理者さんからお声がかかり伺いました。

お話ししているうち、話題は事業所の課題の件に。

スタッフのモチベーションが上がらない。

離職者が減らない。


運営がうまくいかず、最近は体調もいまいちと。
あなたも管理者をしていた時、大変じゃなかったですか?


そう問われて、素直にお答えしました。


「すごく大変でした。でもすごく楽しかったです」



どうやって楽しめたんですか?


一応聞いただけかもしれませんが、お答えしました。


わたしは優秀な部下をもつという手段で運営していました。

...。

特にリアクションもありませんでしたが続けます。


わたしはケアの質にこだわっていました。


運営の方針を決められる管理者という職を与えられたとき、

最高のケアを提供できるーと思ったんです。

絵に描いたような理想を掲げるわけではありません。

一人一人に寄り添う。
と言えば、とてもありふれた表現です。

でもそれを徹底することがどれだけ大変で価値があることかと感じていました。



実際にケアサービスを提供するのは現場スタッフです。目標を明確にして意識を変える必要もありました。

でもわたしはノータッチです。

スタッフ教育をするための現場リーダーの意識改革。これもノータッチです。


なんなら自分が直接関わりたいくらいですが、

それは自分の役割ではないということを知っていました。


じゃあ何に焦点を当てるかと言えば、


自分のすぐ下の役職者を育てることです。


わたしの場合は男女2人いました。

真逆なタイプで手こずったシーンも多々ありましたし、何度も話し合いました。


育てるといっても、一から十まで口出しはしなかったつもりです。たぶん。

要を抑えたらあとは、じゃお願いします、です。


でもその2人がしっかりと目標と課題に向き合うようになると、自然とリーダーを育てるようになり、そのリーダーがスタッフを育てるという。

もちろん、万事が100点とはいかないですけどね。

でも組織づくりの基盤になりました。




「..お気楽な管理者ですね?」



いや、苦労した話もいっぱいあるんですけどね、、、


だんだん笑い話になりかけた頃、

ご自身がこの職に就いたきっかけや想いを話してくださいました。

そのときの笑顔が、最高でした。



役職者に限らず、どんなポジションでも必ず役割があります。


それを知ること、実践することは

当然のように見えて、ぴったり合っていることの方が実は少ないのではないかと思うことがあります。




お話ししてくださった方は、専門知識も経験も豊富な方ですが、人の話に耳を傾け改善しようと尽力される方です。

その姿勢に、今のわたしはどうかな、固定観念に囚われていないかなと。
振り返る機会をいただきました。


貴重な時間をありがとうございました(^ ^)


「1番根っこにあるのは、その人の想い」