寄付き~9時2分の間で「売り買い⇒利益確定」して手じまい 結構使える(と勝手に思っている)株戦略 | Takuyaki's Blog

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   寄付き~9時2分の間で売り買い⇒手じまい      株知識ゼロでも結構使える(と思っている)投資ストラテジー

私は,ある時から,レーザーテック(6920)社の株価動向を注目するようになりました。レーザーテックといえば,日本における半導体関連の代表的な企業で,株トレードに通じている人の間では,「超」有名な銘柄になっているはずです。

何せ,この銘柄は,ここ最近,株取引の出来高ランキングでのトップポジションにつくことが,とても多くなっている位ですから…。

 

日々の出来高が多く,半導体関連ということで株価の上下動が激しめになっているレーザーテック株。短期トレードをしている人にとって,仕かけるのに適した銘柄のひとつになっていることが充分に考えられます。

その日の半導体関連銘柄の株価は,直前日におけるNASDAQ指数やSOX指数等の動向を見ることによって,ある程度,上がっていきそうか・下がっていきそうかを推定でけます。

そういったことも,人気がある理由になっているのでありましょう。

 

私の場合,注目をしている銘柄の株価時系列データを見る機会が多くなっています。それをExcelに放り込んで,自分なりの仮説をたて,それが正しいのかどうかをExcelの表計算を通じて検証する…っていうことを,よくやっています。

 

たとえば,こんな仮説です。

 

「レーザーテック(6920)は出来高が多くて,株価が結構上下

動する銘柄であるから,その日の株価が,「始値∔20円」以上や「始値ー20円」以下になることは,毎日のようにあるのではないか。そうだとすれば,その日の株価が,前日の終値よりも高い値段でスタートしそうな場合は,寄付き前に,利益確定を狙った売り注文が多めになることが考えられるから,午前9時前の段階で,次の注文を発注しておけばよいのではないか。

※発注をかける先は,親子注文(リバース)注文が可能になっているマネックス証券の取引サイトを想定しています。
 

【レーザーテック(6920)株についての親注文(信用取引におけるカラ売り注文)】

売り指値:「前日終値∔5円」とする。

 

【子注文(信用返済買い注文)】

返済買い指値:「親注文の約定単価ー20円(位)」にする。

 

これらの注文が約定してくれれば,20円位×取引株数分の利益(手数料を除外しています)をゲットできることになる。

親注文約定後,子注文が短時間で約定しそうになければ(=株価が「始値ー20円」未満にまで下りてくる感じがなく,逆に上がっていきそうになったならば),直ちに,子注文の内容をロスカットの為のものに訂正して,即約定させれば(=ロスカットすれば)よい。その日は「負け」…と,潔く諦めることにする。

この戦法を日々継続して使っていくことで,トータルとしての損益が,かなりのプラスになることを見込むことができそうや。そんな気がする。                          果たして,自分のアイデアは,それを実行し続けていくことで,利益を積み上げる結果になるであろうか。再現性は,あるだろうか???」

 

上の考えに基づいて,Excelに放り込んだレーザーテック(6920)株の時系列データで,まずは次のことを確かめました。

 

過去の一定期間(6か月間)において,その日の安値が「始値ー20円」以下になった日のパーセンテージ: 約95%

 

過去の一定期間(6か月間)において,その日の始値が「前日終値∔5円」以上になり,かつ,その日の安値が「始値ー20円」以下になった日のパーセンテージ:約97%

 

算出された数値は,計算前にぼんやりと予想していたものよりも,随分高くなりました。データ上では,結構いい線行っていると感じました。

 

まぁでも,上記の子注文(返済買い注文)が97%位の確率で約定するなんてことは,考えられません。しかも,寄り付いてから間もない内に,その確率で約定することなんて,あり得ない話です。

 

寄付き直後のレーザーテック株は,もの凄い数の売り・買い注文がぶつかり合うので,午前9時を過ぎて直ぐに,株価(約定単価)が,始値よりも100円位下がったとしても,それは超一瞬のことで,その後,超一瞬で,株価(約定単価)がグィ~ん!と上がってしまって,上記の子注文がスルーされ,約定しないことは,多いにあり得ます。

 

でもでも,「95%」とか「97%」という数字に,強く惹かれてしまったアタクシ…。

 

それで,「やってみなけりゃ,分からない」精神で,上に述べた構想を一定期間(約50日)実践してみたのでありました。

その結果,次のとおりとなりました。

(一日あたりの注文株数:100株~700株位)

 

始値が前日終値よりも5円以上になった日の内…,

○構想どおりの結果になった日(勝った日):86%

○構想どおりにはならず,子注文をロスカットして負けた日:11%

○諸々の事由で損益が,ほぼ「とんとん」になった日:3%

 

勝った日の総獲得利益額ー負けた日の総損失額=∔○○○円(ひ・み・つ)

一日あたりの利益額をざっと計算してみると,約\5,100ということに…。

 

勝った日は,殆ど,午前9時30秒(「30分」ではありませんよ)頃までに,親子注文が約定してくれました。

 

負けた日は,寄付き後,直ちに子注文が約定しないということで,様子をみたところ,株価がグググっと上がっていっているのに,直ちにロスカット注文に切り換えることができず,「これから下がる,これから下がってくれる,下がってくれ~~~ぃ!」と心中でシャウトしている内に,またさらに上がってしまって,結局のところ,大損ぶっこいたという日が,何日かありました。

 

50日やってみて,自分が考えついた戦法について,大きく失望することは回避でき,「まぁまぁかな…」という感想を持ち得ました。

寄付き後の短い間に,思惑どおりに株価が動いてくれない時に,感情をまじえずに,スパッ!とロスカットを実行することができていれば,一日あたりの獲得利益額は,もっともっと👆になっていたはずです。

 

上に述べさせて頂いた取引戦略(「戦略」という程のものではありませんね…)は,文字にすると,ややこしく感じられるかもしれません。でも,実のところは,極めて単純。

 

要点は,先ほども述べましたとおり,「思惑どおりにいかなそうな時は,機械的にロスカットを実行する」ということでございます。

 

ボリウムのある文章になってしまいました。

疲れてきたので,これにて終了といたします。