宝の持ち腐れな街・宝塚 請う温泉場復活っ! | Takuyaki's Blog

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I intend to record various things which I am interested in through this medium randomly. Have a good time!!

 

 The City of Takarazuka is doing a useless treasure.

「タカラヅカ」を創った人・小林一三さんが,天国でいまの宝塚を見たら,どんな感想を持つことであろうか。

やる事なす事全てを大当たりさせたわけではないけれども,失敗してもただでは這い上がってこず,起死回生の一手で「タカラヅカ」を栄光の方向へ導いた業師の一三さんであれば…,

「ん!? 俺が構想していた街とは,ちょっと違ったものになりつつある。住宅が増えてベッドタウンになり,都市部との間の人に行き交いが盛んになったのはいいけれど,この街独自のウリとなるもの・掛けがえのない財産となるものが,蔑ろにされちまっているじゃねぇか! 嗚呼,勿体ない勿体ない。歌劇の本拠地であって,街並みも洒落ているのだから,『温泉』というその土地固有の財産にスポットを当てて,それを活用する施策を講じて,うまくアピールしていけば,宝塚市にとっては『鬼に金棒』となり,『関西の奥座敷』・『楽に出向くことができる風光明媚で粋な行楽地』として確固たるポジションに就くことができるのに…。世知辛く慌ただしいご時世だからこそ魅力を増していくであろう『温泉』に目を向けることができていないなんて…,嗚呼,勿体ない。」

…な~んて思ったりするのではなかろうか。

 

いま,阪急・JR「宝塚」駅から徒歩で出向くことができる温泉施設として「宝塚温泉 ナチュールスバ宝塚」というのがあります。駅から行く場合,優雅なラインを描く「宝来橋」を渡った先の武庫川沿いに建っています。安藤忠雄氏の設計による建築物だということで,安藤テイストを感得できる幾何学的フォルムを有する外観になってます。

ロケーションとしては,かなりGoodだと申せましょう。「ナチュールスバ宝塚」の東隣には「若水」という伝統のあるホテルが建っていて,「ナチュールスバ宝塚」や「ホテル若水」,「宝来橋」,そして武庫川の清流等を視界に収めると,それはそれはなかなかの眺望となります。

 

そんな「宝塚温泉 ナチュールスバ宝塚」ですけれど,聞くところによると,2024年の7月だったかまでは,普通に営業されるのですが,それ以降は,営業が継続されるかどうか,定かではないとのこと。保有主である宝塚市が,何らかの事由(おそらく採算性の問題でしょう)でその施設を手放そうとしているようです。宝塚市が手放した場合,民間事業者が温泉事業を継承してくれれば,その施設は生き残れるようですが,どうなるかは,かなりビミョ~な感じ。

 

小林一三さんではないけれど,私としては,なんとしても宝塚温泉は衰退しないでもらいたいたいっ! 

むしろ,泉源地(宝塚温泉の泉質は有馬温泉と同じだそう…)であることの充分過ぎるアドバンテージをフルに活用して,いまの時代に相応しい形で,温泉事業が再繁栄していって欲しいと切実に思っています。

 

月見山方面の武庫川沿いに,武田尾温泉「あざれ」的な風情を有する温泉施設があったりしたら,最高レベルの見栄えになって,素ん晴らしい場所になるのに…。

そんなことを,しばしば考えたりしています。

 

「宝塚」駅からは,大阪の中心部にも,西宮市や神戸市等の中心部にも出向きやすくなっています。伊丹空港へも,比較的簡単に行き着くことができます。

交通上のメリットも「大」な所だと申せましょう。

それだけ,いろんな所から宝塚にアクセスしやすいということです。

 

宝塚の市議会議員さんで,観光事業に力を入れることを公約の一つとして掲げていた方が少なからずいたようです。宝塚市がもともと持っている貴重な財産・観光資源に本気で着目してもらって,市全体の魅力・活力を高めていって欲しいですね。ほんま,頼んますっ!