各種統計数値を合計したものです(統計数値によって多少の誤差はありますが、概数として)
以下、いずれも1年間の人数です。
①高校卒業者 約97万人
②大学進学者 約54万人
③国公立大学 入学者 13万人
④旧帝国大学 入学者 約1万9千人
⑤早稲田+慶應+上智+理科大 入学者 約3万人(早稲田だけで1万2千人もいる)
⑥GMARCH+関関同立 入学者 約6万人
以上のようです。
①高校卒業者を母数として考えて、
④旧帝大あるいは⑤早慶上理の入学者は合計で約5万人となりますので、
●旧帝大や早慶上理に進学した人の割合は、5%程度(高校卒業者ベース)だと言えます。
上位5%の人は偏差値でいうと、だいたい68くらいになります。
さらにその人たちに、⑥GMARCH+関関同立の6万人を加えると、合計約11万人ですから、
●いわゆるMARCH以上の進学者は、11%程度(高校卒業者ベース)だと言えます。
上位10%の人は偏差値でいうと、だいたい62くらいになります。
※厳密には「現役合格者」と「浪人合格者」を分ける必要があるかもしれませんが、ここでは「(各年の合格者ではなく)実際の入学者」の数値としているので、「その年に入学できるとしたら、その入学者人数枠に入る必要がある」ため、やはりこの偏差値換算でいいのではないかと思います。もちろん概数ですが。
「④旧帝大」と「⑤早慶上理」を合算したのは、おおざっぱにいって、そのあたりには「たいした差はない」と考えられるからです。概観すると学力的にはクロスオーバーの属性と言えます。
もちろん、細かく言えば、多少の差はありますが、それはほとんど「時の運」とか、「たまたまの調子」とか「その学校の入試問題との相性」や、「その学校に入りたい意欲・意志・ガッツ」みたいなもので、「学力差」とか言うほどのものでもない。
あ、当然「東大」とか「京大」とか「医学部」は別かもです。ちなみに、東工大や一橋は旧帝大グループ扱いとしてます。
「旧帝大」のどこかには受かった人もたまたま「東京理科大」には不合格かもしれないし、「早稲田」には受かったけれども、「旧帝大」には落ちた人もたくさんいます。だから、大局的にみて、④も⑤もみーんな「似たようなもの」だと考えて(本来)差し支えないはずなのです。
そこの細かな差をガタガタ言うのは「学歴厨」かと。
だから、まあ、受験勉強を頑張る人は、「97万人の同級生の中で、上から5万人」を目指していけば、それで十分なような気がします。
そして、97万人の卒業生のうち、「上から11万人(上位1割程度)」である、「GMARCH関関同立」に入学することですが、これは言うまでもなく、大変立派なことです。
WakatteTVのフーミンは、ことあるごとに、「MARCH」はじめ「私文」をバカにしていますけれども、京大中退の高卒程度に、そんな資格などないし、「MARCH」はちゃんと十分立派です。
世間にも、「MARCH」のことをバカにする人がいるかもしれませんが、
あなたがたの中で簡単にMARCHに入れる人だけが石を投げなさい
(新約聖書 ヨハネ第八章より)
97万人の高校卒業生のうち、上位11万人に入るってことは、結構イけてることだと思うのです。
小学校30人クラスのうち、3-4番以内にいるってことでしょ。十分じゃね?
なんとなく、最近世間が「MARCH」をバカにしすぎな風潮がどうも・・・。
大人になって、社会で働き始めると、みんなちゃんとわかるのです。
卒業大学が「法政」であろうが、「東大」であろうが、「早稲田」であろうが、「九大」であろうが、(いわゆる「GMARHC以上」であったら)「仕事ができるヤツはできるし、できないヤツはできない」「学歴によるマニアックな差などない」ということ。
「東大出」だけど「お勉強バカで実務能力は低くてコミュニケーションもダメ」って人も中にはいるし、「中央大学の経済出身だけど、とんでもない能力を発揮している一流企業のエース」だっているわけですよね。
「GMARCH以上」だったら、学歴のあんまり細かい差は、気にしなくていいんじゃなかろうか。
そこに目を向けるくらいだったら、「自分の適性を伸ばして、それを発揮できる職業」を探した方が、人生全体として正解な気がします。
そういうことって、実際に社会でいろんな学歴の人たちと一緒に働いている大人だったらみんなよく知ってることですよね。「学歴(卒業大学名)は一要素」に過ぎない。
ちなみに、首都圏の「中学受験」をした子の総数が5万2千人らしいですね。近畿エリアが1万7千人。合わせて約7万人。九州や中京エリアなど全国を合わせると約8万人くらいでしょうか?
サピックス中央値の子供は「MARCHに行く」とかの説もあるようです。
↓すげーおもしろいです。
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2024年は大変な始まり方でしたが、
これからV字回復で、皆様にとってすばらしい一年となりますことをお祈りします。
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