人との競争は心が疲れちゃう | 趣味の大学受験【次男大学受験篇】父子並走日記

趣味の大学受験【次男大学受験篇】父子並走日記

2024年長男大学進学。今度は次男の大学受験だ。
在宅自由業20年超オタク系ガキオヤジによる「受験」「育児」放言日記

受験勉強の本質は

●「他の人との競争=相対的順位=偏差値」

にあるとは思いますが、

それも「全国数万人規模」での優劣になってくると、なかなか実感として把握しにくい面もあります。

一方で、その「他人との競争」面とは別の視点でみると、

●「過去の自分からの成長」

という側面も当然あるわけです。

「受験勉強」は競争かもしれませんが、「勉強」自体は、本来この「成長」視点こそ本来なのかもしれない。

数日前まではできなかった「場合の数・確率」問題が、何時間かそれに集中して勉強した結果、今じゃスラスラ、問題文を見ただけで「瞬殺」ということにもなります。

 

この「成長」視点でみると、「勉強」というのは、たとえば「スポーツ」などに比べると、はるかに「顕著」にその成長が感じられるものです。

「150キロの剛速球を打てるようにする」ためには、すごい苦しい練習を何ヶ月にもわたって訓練しなければ難しいかもしれませんが、「場合の数・確率」問題の多くのパターンを、頭に入れて解けるようになるためには、その野球の練習に比べたらずっと「簡単」に「短時間」に修得することだってできるのです。

 

他人との競争視点ばかりをもち、「偏差値(全国での立ち位置)」や、「クラス順位」などに固執していると、心は「焦って」しまって、「頑張っても報われない」気持ちを持つかもしれません。他のライバルたちはもっと頑張っているかもしれないし、他の子たちはずっと「才能」があるかもしれないから。

「受験」が「席取りゲーム」である限り、基本的には「競争」から免れませんが、そればっかり考えてると心が苦しくなるだけです。あるいはちょっとしたことで、他の人のことを「見下したり」あるいは「卑下したり」あるいは「うらやましくなったり」するものです。

そんな「wakatteTV」みたいな人生は嫌だ。

いっつもいっつも他人と比べてばかりの生き方って疲れてくるし、おかしくなるよね。

 

そこを「見ないようにする」のは事実上無理かもしれませんが、それよりも、視点の比重を、「過去の自分からの成長」に重きを置くようにする。

そうすると、結構「マイペース」に、「自己肯定感」を持ちながら、「オレも結構がんばった」感が持てます。

この「マイペース」が大事で、自分なりにコツコツやってますと、意外とそのうち、「相対的順位」も良くなっていくものです。

「他人との競争」ばっかりしている人は、心が疲れちゃうから、そのうち「脱落」しがちなのです。

「試験の時に他人に勝ちさえすればいい」的な宗教に飲み込まれてしまって、意外と本質を見失いがちなのです。これは極端なケースでは、「カンニング」をしたりする。そこまでいかなくても「試験直前に覚えるだけ」の効率をつきつめすぎた手法で、本当の「理解」からは遠ざかってしまうことも多い。

 

受験勉強って意外と長丁場で、高1からスタートしているとすれば、大学受験まで3年間はあるわけです。

毎回毎回、他人と比較ばっかりしたり、他人に負けないようにすることばかり考えてると、疲れちゃうので、「自分のことはほめながら」「昔より前進してる自分を誇りながら」勉強するのも大事かなと思います。

なんか、自分が「会社員」やってる頃は、いつも「競争」のことばっかり考えてたように思います。

常に「相対評価」だしね。

誰よりは良い、誰よりは悪い。

がんばって、ある程度成果を出しても、それより良い成果の人がいたら、「自分はダメなんじゃないか」と思い込んでしまいます。

人と比べてる限りそういうことになりがちです。

優れた人たちばかりが集まる「学校」とか「会社」だったら、特にそういう「がんばっても上には上がいる」感が残りそうです。

「身の程を超えた」「背伸びした」「高望み」の学校に子供を入れると、そういうことにもなりがちなので、私はあんまり「高偏差値」学校を目指すのも考え物だとずっと思っているのでした。

「自分の能力よりも高めを目指す」方が成績は伸びがちだし、実際に「逆転合格」みたいなことはすごく嬉しいことだとは思いますが、その学校に入ることで、はたして「幸せ」になれるだろうか。

 

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2024年は大変な始まり方でしたが、

これからV字回復で、皆様にとってすばらしい一年となりますことをお祈りします。

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