「銀行」「証券」が業界として超やべーって映画が大好きです。
実際問題超傑作が多い。
オススメは以下、どれをとっても死ぬほどおもしろい。
どれもマジで傑作中の傑作。
この中で一番好きなのは、「ウルフ・オブ・ウォール・ストリート」で、一番頭良さそうなのは「マネー・ショート」で、古典的なのは「ウォール街」(何しろ1980年代の映画)。数年前に出た続編はイマイチ。
しかし、どれもこれもアカデミー賞などとって有名ですから、今ここであえて強くご紹介したいのは、
日本では劇場未公開だった「マージン・コール」です。
おそらく「リーマンブラザーズ」あたりをモデルにした、「リーマンショック」の前日譚。
ある日残業していると、「このままでは計算上、アメリカ経済がふっとびそうだ」というおかしな自社金融商品を発見してしまった若手社員。
夜中に飲んでる課長的上司を呼び出して、課長と一緒に「マジか??」とびっくりする。
さらに、帰宅途中の部長的上司を呼び出して、部長も「マジか??」とびっくりする。
深夜まわってるけど、CEO的役員を呼び出して、みんなで「マジか??」とびっくりする。
早朝近いけど、会社の創業者的会長も(深夜ヘリコプターで)呼び出して、全員が「マジか???」と超びっくりする。
この夜中~早朝の「マトリョーシカ」のような、繰り返し構成がまず超傑作。
それから、静かに「会社をもっとも有利につぶす作戦(世界経済はメチャクチャになるけどね)」を実行しようとしていく話です。
あらすじはまるで「コント」のようですが、スーパーリアリズムで再現された激マジな名作。
すっげー好きな映画です。
主演は「HEROS」の悪役だったザッカリークイント。
この映画で、当時の投資銀行的証券会社が、どれだけ気の狂ったような給料を稼いでいたかという話が語られると同時に、「橋を作っていた話」と比較されるところも見所なのです。
「巨額な投資マネー」を売り買いすることで利ざやを稼ぐ商売は、個人のふところに入るお給料もいいのだけれども、地味に「橋をつくる」ような仕事は、給料はともかく、たくさんの人の役にたって、環境にも良い、みたいなことが語られる箇所があるのです。
そこに「学びがある」のです。
地味な映画なんで、日本劇場未公開、だからあまり知られていませんが、オススメ。
ただ今、各種のサブスクにあるかどうかは微妙です。DVD化はされていました。
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2024年は大変な始まり方でしたが、
これからV字回復で、皆様にとってすばらしい一年となりますことをお祈りします。
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