通常月末に行くことの多い伊豆の温泉ですが、
今月は中旬にちょっとヒマができたのと、
これからは連休後までずっと仕事が続きそうなので、
また、ひとり温泉に行ってきました。
伊豆サンバレー和楽。
今回は「温泉」時間以外は、ずーーーーーーっと
「ちゅらさん」を見てました。
パソコンを持っていったので、「Amazonプライム」→「NHKオンデマンド」。
今70話くらい来た。
1話15分×70話=1,050分=17時間以上。
とにかくはまっている「ちゅらさん」。
これはたぶん国仲涼子のドキュメンタリーみたいなものか。
彼女の「真心」がつまっている。
「バカみたいに明るく」、「バカみたいにポジティブ」。
「他人との距離感がバカみたい」で、「バカみたいな素直」さ。
「こざかしさ」のないなーんも考えないバカな感じが、胸をうちます。
つい先日まで「LOST」にはまっていたのですが、
この「ちゅらさん」もそうなんですが、
結局、わたしは、こういう「運命」とか「神様」とか「人智を超えたものの導き」みたいな「ちょっとスピリチュアル」な物語が結構好きなのかもしれません。
特定の宗教・宗派を宣伝するものとは違いますが、
「こざかしい人間」の「作為」とか「策略」とか「裏工作」とかを超えて、
「バカな人間」が、「素直」に「まっすぐ」「まわりの人のことを考えて」「一生懸命」生きていると、なんかしらんけど「不思議な縁」が巡ってきて、「思いも寄らない」展開を迎えるみたいな。
「天職」とか「運命の相手」とか、やっぱりホントにあるんじゃないかと思わせるような奇跡の物語。
そういう「良い縁」は、「頭の良い人間」が「かしこぶって」「頭使って」なんからの計画でするものではなく、「素直な心」で「なんも考えず」に「目の前の誰かを助けようと」しているうちに、知らず知らずに導かれていくものなんじゃないかと感じます。
そういうことがこの「ちゅらさん」からは伝わってきます。
国仲涼子さんの心から「バカそう」な感じが実に、ピッタリはまっている。
たぶん、この女優さんは、ホントに「バカ」なんだろうなーと思うのです。
良い意味で。
「バカ」っていいよね。
「バカ」サイコー!!
温泉で「ちゅらさん」を何十話も見ながら何度もひとりで涙を流しました。
これは泣くでしょ。
文也君ととうとう、東京で会っちゃうしね。
でもスーパーボールなくしちゃう。
看護師になったら、文也君と同じ病院だ。
こういう「できすぎ」た話を、「んなわけねーだろ」と、普通の私なら思うのです。
しかし、この物語は、さらにその上をいっている。
普通のドラマなら『そんなわけねーだろ』というご都合主義的展開だけど、このドラマはむしろそこを「逆手に取っている」わけ。
「ご都合主義」って何?
そんな「かしこぶった」「物事をハスにかまえてみる」「意地悪なメタ視点」こそ、おかしくない?
本当に素直にバカらしく生きていれば、こんな風に「神様に導かれた」ような展開が待っているんじゃない?
岡田脚本はあえてそういうことを伝えているんじゃないか。
ドラマ中の重要人物に、同じ一風館に住む菅野美穂がいます。
彼女は「小説家」で「物事の裏を読む」ような「意地悪でひねくれた視点」を持つ人物として描かれます。
最初から一貫して、国仲涼子のエリーのことを、皮肉ってバカにして「そんなことあるわけねーだろ」的に批判し続けるのですが、これは私のような「昔からのテレビドラマになじみすぎて毒舌になりすぎているかしこぶった人間」の代表みたいな存在なのです。
そしていつも菅野美穂の意地悪な視点は、エリーのバカ一直線に敗北するのです。
「人間のこざかしさ」こそ、どーしようもないクソだということが描かれているわけ。
人間はみんなどうせバカなんだから、だったら素直に明るく一生懸命生きて、神様のお導きにのっかるのが一番でしょ、みたいなテーマ。
それが「ちゅらさん」の魅力だなーとか思いながら、昨日はずーっと観てました。
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2024年は大変な始まり方でしたが、
これからV字回復で、皆様にとってすばらしい一年となりますことをお祈りします。
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