国立大学前期二次試験 初日が終わる。
受験生の皆様、大変お疲れ様でした。
今、試験に何らかの「ミス」があって、落胆されている方。
私の知る限り、そういう人に限って合格している。
今日の失敗をテコに、明日巻き返す奮起を持てれば、
大丈夫だ。
今、試験が終わって「もしかして、イケるかも」と薄々感じている方。
私の知る限り、そういう方はまず間違いなく合格している。
明日の教科に油断をしなければ、
絶対大丈夫。
今、試験が終わったけれども、
今日何をやったのかよく覚えてなくて、
「でも、なんとなくまあまあかな」と感じている方、
あなた、もしかして、ヤバいかもしれない。
でも、別に、受験は後期もあるし、来年受けたって「よくあること」なんだから
ぜんぜん大丈夫！！
国立大学の受験問題というのは、基本的に「学習指導要領」に基づくことが原則なので、本来文部省指定の教科書を隅から隅まで完璧に修得していれば、たいてい合格点を取ることができるはずです。
少なくとも、（一部除く）旧帝大クラスまでの試験問題は、やはり「基本知識」を軸にしているものなので、その教科が得意な人にとっては、ちゃんと回答することができるもののはずです。
とはいうものの、やはり、はっきりいって「東大」の問題はクソ難しいと思います。
その年の超天才同士を集めて競わせるので、普通レベルの出題だったら、全員満点になって、差がつかない。だから「差を付ける」ためだけに、わざと死にそうに難しくしているのです。
だからあれは「天才達を無理クリふりわけて振り落とす」ための「地獄試験」に違いないのです。
そんな「地獄試験」なのに、高得点を取るバケモノもいる。
たぶん、そういうバケモノには、東大の教授達も、「マジかよ」と思っているに違いない。
でも、さすがに、「地獄試験」なんで、超天才でも「満点」は無理。
たとえば、「東大王」で有名な「鶴崎」くん。彼は東大の「数学科」の「大学院」まで進んだ人。
その彼が東大入試の「数学」の問題を解いたら、6割解けて超大喜びだった（71点/120点満点中）。
普通の「合格者平均点」は120点満点中50～60点なので（4割～5割が合格点）。
東大数学科大学院生が、6割しか解けない問題よ。
満点とかいるわけないじゃん。（もちろんいるかもしれません）
東大入試の難易度というのはそういうものです。
よく「受験のことはよく知らない人」が、「自称東大卒」とか（嘘ついて）言い出したりしますけれども、そんな嘘はすぐわかるのです。
そりゃおまえ、東大の本当の難しさを知らんからそんなテキトーな嘘ついてんだよ。
東大卒はそんなバ●な話方しないっちゅーの。
東大卒はそんな●カな文章を書かないちゅーの。
嘘をつくにも限界がある。
まだね、「早稲田」ってんならわかる。あそこは結構「英語だけしっかり」やってれば、あとは「集中力」と「根性」で意外と乗り切れるものです。
でも、東大は、そんな簡単なもんじゃないのよ。
共テで85-89%程度が標準よ。今の共テはセンターとは大違いだからね。
文系でもあの死にそうな数学でなんとか点数を削り出し、社会は二科目もやんのよ。
国語はもちろん、英語も社会も「文章力」が基本的に求められるので、アホーな文章書いてる人は最初から無理なわけ。
私は周囲に何人も「本物の東大卒」の友人や知人がいますので、彼らが、普段は「どれだけ普通にみせようとしている人たち」で「能ある鷹は爪を隠す」系の人たちなのかをよく知ってます。
それは「本物のお金持ち」は絶対に「お金持ち自慢をしない」のと同じです。
「お金持ち」が人に知れるのは、めんどくさいこと事この上ないので、基本的にそのことはできるだけ伏せるようにしているものです。
それと同じように、「自分が東大卒」なことは、人に知られても、めんどくさいだけなので、イチイチ自分から自慢するようなことは避けようとするものです。
しかし、例えば彼らは、飲み会の割り勘の「暗算」が速い。酔ってるのに。文学部卒なのに。
「菜の花や月は東に日は西に」の句が、何時くらいのことか、その月の形は何なのかがすぐわかる。もちろんそれが与謝蕪村の句であることは当然知ってます。そんなこと言い出すと「嫌み」になりそうだから、わざわざ口には出しませんけれども。
とにかく、東大の問題は難しく、少々頭が良い人であっても、数年間受験用の勉強を死ぬ気になってやらないと合格するのは無理だと思います。
「たいして勉強しなくても受かったよ（おれ、地頭よかったから）」とか言い出すのは、「漫画の世界」だけ。
そんな漫画描いたりする人は、東大のことを知らない人。
今日東大受けた方は本当にお疲れ様でした。
中学受験で「開成」に入る子たちが、「どんなに異常な天才君か」ということなら、わたしたちも中学受験生の親経験者は多少知ってます。
でも、その開成の生徒たちだって、東大現役合格は4割くらいしかいないんだからね。
筑駒の子たちだってせいぜい半分。
難しいよね、どう考えても東大。
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2024年は大変な始まり方でしたが、
これからV字回復で、皆様にとってすばらしい一年となりますことをお祈りします。
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