早稲田大学入試の思い出 | 趣味の大学受験【次男大学受験篇】父子並走日記

趣味の大学受験【次男大学受験篇】父子並走日記

2024年長男大学進学。今度は次男の大学受験だ。
在宅自由業20年超オタク系ガキオヤジによる「受験」「育児」放言日記

とうとう今年の早稲田大学入試が始まったようです。

うちの長男は当初は志望していた時期もあったのですが、昨年末に早々に離脱いたしました。

そこでン十年前の私自身が受けた時の早稲田大学入学試験日の思い出の話。

 

私は当時、小田急線沿いの川崎市に住む親戚の家に私大受験期間の数週間、居候させてもらっていました。当時受験した私立大学は

●中央大学法学部(別に法学部に行きたかったわけではないが友達みんな受けてたので)

●学習院大学文学部(これは趣味で。最も尊敬していた宮崎駿の影響)

●早稲田大学政経学部(これも友達がみんな受けてたので)

●早稲田大学教育学部(最初から心理学が選べるので)

●早稲田大学第一文学部(私立だったらここに行きたかった)

と、数日東京で試験があったので、ホテル滞在も山口県往復も、金ばかりかかるため、川崎の叔母の家に居候したのでした。

 

最初、中央大学を受けた時には、「やべ、8割くらいしか取れなかったかも」と思っていたのですが、帰り道に叔母の家の近所の本屋で初めて「赤本」を読むと、「6割は取らないと合格できません」と書いていたので、あ、そのくらいは絶対取れたから余裕、と思いました。

次学習院大学を受けた時、キャンバスにとても良い印象がありました。

この学校いいなーとホントに思ったのです。学校の雰囲気でいうと、中央はもとより、大阪大学よりも、早稲田大学よりもずっとずっといいと思いました。今でも好き。数年前次男の受験時に訪れましたが、ホントに良い学校だと思う。私の知る限り最も好きな学校かも。

だから、ここでいいとかちょっと思ったのですが、叔母に「学習院って学費がいくらすると思ってんの!」と怒られました。我が一族はメチャメチャ庶民なのです。

 

で、早稲田大学、一応本命です。

国立も受かりそうだったのですが(実際受かった)、なんとなく東京に来たかったので、急遽早稲田に志望変更をしたのでした。正直どっかには受かるんじゃなかろうかという感じの偏差値でした。

ただ、早稲田の政経はデキはイマイチだと感じました。

早稲田の教育は、たぶん、イケたと思いました。おそらくトータルで9割は取れたと思う。わかんない問題がなかったし。当時の早稲田教育は簡単だったのです。

早稲田の一文は、「英語」「国語」「小論文」という、まさかの「国語重視」構成だったのですが、私は国語が得意科目だったので、イケそうな気がしてました。「英語」の問題が大変に「クセ」が強かったのですが、共通一次試験後、急遽早生大一文を本命視した段階で、その「クセ対応」だけに毎日十時間以上何日もかけてきてましたので、準備は万端です。「クセ」というのは「異常に難しい熟語問題の膨大な出題」ですが、二週間以上そればっかり暗記してたので、大丈夫です。共通一次以降は他の教科はなーんもしませんでした。ただ英語の熟語ばっかりずーーーーーーーっとやりまくってました。分厚い熟語帳を完璧に覚えたのです。

そういうわけで、試験後には、正直手応えがありました。おそらく、たぶん、大丈夫じゃないだろうかと。「小論文」の採点形式はわからないのですが、予備校でもいつも「小論文」だけほめられてましたので、大丈夫じゃなかろうかと。

あの年の「小論文」の「お題」と「自分が何を書いたのか」は、今でもうっすら覚えてます。たしか「世田谷に猿が出た」という「新聞の切り抜き記事」を読んで、なんかテキトーに書くような内容。こういうの得意ね。当時流行のネオアカデミズム、イメージは「柄谷行人」の「意味という病」から、「人間は自分が見たいようなものを見て、自分の解釈が認識より先行する」みたいなことを書いた気がします。

 

さて、初めての大学入試には「交通手段」もミスが起きがちです。

田舎から一人で出てきたわけなんで、最初の日はまず到着するのも難しい。

叔母の家は小田急線ですから、新宿で乗り換えて高田馬場に行く必要があります。

前日に、シミュレーションで実際に行ってみました。

これが正解。最初間違えたので。

新宿で、「高田馬場」に行くためには、「緑の山手線」で「新大久保」を経由して行く必要があります。

ところが、そのホームの手前にある「黄色の総武線」では、「大久保」が隣の沿線なのです。

山口の田舎モノには、「新大久保」と「大久保」がよくわかんなく、「どっちも同じじゃん?」くらいに思ってしまったのでした。これはミス。田舎から早稲田受験の方、ミスしないように。

シミュレーション日の「大久保」行きの「総武線」にうっかり乗ってしまって焦りました。

おかげで当日ミスはしなかったのですが。

 

で、試験終了のタイミングが、またすーーーっごい人出でごった返します。

早稲田大学の入試は、とにかく「膨大な人数」が移動します。受験民族大移動です。

「高田馬場」まで歩くとなるとこれはかなりの「行軍」を意味します。

知らない道は遠くに感じる。

人混みが何よりも嫌いなので、あんまり人のいない道を行こうと、裏道を通ろうとしていると、いつのまにか迷ってしまって、結局「目白駅」に到着してしまいました。

終わった後だからよかったけど。

おそらく正解は、「地下鉄早稲田駅」へ向かうか、「学バス」に乗って高田馬場へ行くです。

帰りなんてどうでもいいけどね。

 

 

早稲田の合格発表の前日には、中央大学の発表と入学金納付の締め切りがあります。

うまいタイミングだな、おい。

中大、商売まるだしかよ。などと思いながらも、そこはさすがに入学金を納めませんとなんのために受けたのかわかんないからね。

今思えば、東京に下宿で私立に行かせてくれた親には、経済的に大変な負担をおわせてしまって申し訳ないなーと思います。

その上、私立も何校も受けたり。

結局、早稲田の政経だけダメでしたが、他は合格してました。

 

そんなン十年前の早稲田大学受験の思い出。

私からのアドバイスは「山手線と総武線を間違えるな」と「帰り道は人の波についていこう」の2点です。

みんながんばろうね!

他の学校は知らんけど、「早稲田は気合い」だと思うんだよね。

入学した人たちもそんなんばっかりだったよ。

 

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2024年は大変な始まり方でしたが、

これからV字回復で、皆様にとってすばらしい一年となりますことをお祈りします。

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