「親のデキ」が違う | 趣味の大学受験【次男大学受験篇】父子並走日記

趣味の大学受験【次男大学受験篇】父子並走日記

2024年長男大学進学。今度は次男の大学受験だ。
在宅自由業20年超オタク系ガキオヤジによる「受験」「育児」放言日記

子供を受験させて、「少しでも高い偏差値の学校へ」「少しでも上位へ」「少しでも高い階級へ」など、あまりにも「上へ上へ」という上昇志向の強い方がたまにいらっしゃるようです。

もちろんお気持ちはよくわかる。たいていの親はそういう気持ちがあるものですよね。

しかし、それも「程度」があります。

「フツーレベル」を超えて、「子供の学歴上昇に執着する」親は、さすがにみっともない。

なにが「フツーレベル」なんだ! とかみついてくるような人は、間違いなくフツーから逸脱している。

基準値なんかないけれども、「フツーじゃない」と言われて怒るってことは、自分が異常値であることを暗に認識してるからだ。

 

テストの成績は必ず「分布」があるものです。

上は100点満点から、下は0点まで。

偏差値だったらだいたい70くらいから20くらいまで。

「テスト」に分布があるんだから、人間の「頭の良さ」にも分布はある、と考えるのが当たり前です。

いわゆる「地頭」のような「逆転不可能」なニュアンスのものではなく、その時々の「勉強量に応じた知識や思考力」の「分布」なんだから、「分布」があるのは自然なことなのです。

その都度ある程度上下するものだし。

「スポーツテスト」によって運動能力も分布がありますよね。プロ野球選手やフィギュアスケート金メダリストになる人もいれば、うちの息子たちのように、運動音痴と呼ばれる人もいる。

「芸術」能力にも分布がある。「楽器演奏能力」にも分布がある。「お菓子作り」の能力も世界チャンピオンもいれば、まるで経験もセンスのない人もいる。

ものすごく細分化されたいろんな「価値観」が世の中にはありますが、それぞれの「価値観」の評価基準にはすべて「分布」があるのが当たり前の話です。

 

「勉強成績の分布」は、日本じゃ結構センシティブな問題になりがちです。

現代日本で、もっともわかりやすく、幅広く浸透した価値判断の指標だからでしょうか。

いまどきの日本じゃ、全員が学校に行くし、たいてい高校受験はするものだしね。

勉強成果の「分布」が「序列」をうみがちなのです。(結構関係ないんだけど)

江戸時代なら「士農工商」とか「家柄」「出自」みたいなものが重視されたかもしれないし、縄文時代以前なら狩猟能力が重視されていたかもしれない。

 

とにかく、今の日本は「勉強のでき」を一部の人は「重く考えすぎ」な傾向があります。

「運動のデキ」も「芸術のデキ」も「商売の上手下手」などに比べて「勉強のでき不出来」だけが特にカリカリしがちな人が結構いる。

そういうことになりがちというのは社会状況からしてわかります。

に、しても、あんまりにも親が、子供の学歴にこだわりすぎている姿は、単純にみっともない。

特に、親自身が、ぜんぜん、勉強なんかできなかった(してこなかった)タイプなのに、子供にだけ、「おまえ勉強しろ」と無理矢理させているようなケース。

そこにあるのは「親の学歴コンプレックス」みたいなもの。

超みっともなくて恥ずかしい。

おまえが勉強しろ。

親自身に「才能」もないし、「努力」もしてきた経験がないのに、

子供にだけさせんのは、おかしーだろと。

「どの口」がいうてんのかと。

 

わたし、友達には「東大出」で親になっている人もいますけれども、彼らの特徴は、子供に「勉強しろ」とかちっとも言わないみたいに見えます。実際は言うてるかもしれませんが、少なくとも対外的にはそういう風に見えない。ガミガミした教育ママ感/教育パパ感がない。

なぜなら、そもそも「子供達が自発的に勉強している」からかと思われます。

さすが、DNA!! 

これが遺伝!!

つまり、人に言われなくても「勉強してきた頭のいい親」の子供は、

親から言われなくても「勉強する頭のいい子供」になるってことですね。

 

「親のデキ」が違う。

子供を変えたかったら、親が変わるしかないんじゃないか。

「自分のことは棚にあげて」子供に勉強ばっかり強要するのはちがうんじゃないか。

 

もちろん「賢い」←→「バカ」は、ゼロイチで二極化しているものではなく、「分布」がある(特に中間のボリュームゾーンが多くなるもの)なのです。

うちのように「親が中途半端」なら、「子供も中途半端」というのも必然かと思われます。

でも、別に、中途半端でいいし。いや、マジで。

中途半端ってそれ「フツー」ってことだし。

「フツー」って十分じゃね?

 

「フツー」の才能とはいえ、「まーまーそこそこ」頑張った方がいいと思ってますが、

どうせ頂点になれるとも思えないし、

かといって、別に頂点になったからたいしたことがあるとも思えないし、

「それなり」に生きていくことも、十分楽しいものだということは、

「中途半端でフツーなわたし」がよく知っている。

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2024年は大変な始まり方でしたが、

これからV字回復で、皆様にとってすばらしい一年となりますことをお祈りします。

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