「人は死なない」し「時間は存在しない」(極端なタイトル) | 趣味の大学受験【次男大学受験篇】父子並走日記

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2024年長男大学進学。今度は次男の大学受験だ。
在宅自由業20年超オタク系ガキオヤジによる「受験」「育児」放言日記

今年2023年の読書はあきらかに「量子力学」関連に端を発したものが多かったのです。

いわゆる「小説」関連はたいした量読みませんでしたが、「理系」な人たちの本をやたらとたくさん読みました。あんまりここで紹介すべきではないものも多いのですが、うちいくつか、「タイトルがすげーキャッチー」なものを引用します。

●死は存在しない(田坂広志)

この本を書店で見つけたのが、今年の読書傾向を決定づけたと言えます。

控えめにいって「名著」。

すごく刺激的でおもしろかった。

以降田坂さんの本をほぼほぼ読んだかも。

田坂さんの影響で「量子力学」関連をチョイチョイ読むようになりました。

 

しかし、今日は、とにかく「びっくりするタイトル」特集の日なので、

その意味ではぜひこちらも。

 

●人は死なない(矢作直樹)

ヤバいタイトルキターシリーズ。

矢作先生は、「東大」の「医学部」の「名誉教授」だった方ね。

東大病院の救急救命センターの責任者だった方。

そんな人が、こんな本書いていいの?って感じの過激なタイトル。

しかし、そのタイトルのわりに、ごくごくまっとうな、堅実かつ誠意あふれる、スーパーきまじめなお人柄とお仕事ぶりが随所にあふれる本です。

非常に興味深い方なので、ぜひご一読をおすすめします。

 

さらに

●時間は存在しない(カルロ・ロヴェッリ)

「びっくりタイトル大集合」のトリにふさわしいこれまた「世界的名著」。

最近まで知りませんでしたが、国際的なベストセラーみたいですね。

カルロ、なんとか先生、カタカナ読めませんけれども、イタリアの最先端物理学で注目を集めているみたいです。

「量子力学」を中心とする、最先端物理学の世界って、わたしのような私立文学部卒みたいな、人間にはこれまでまったく縁がありませんでしたが、こうした「わかりやすく」「最先端の研究内容」を教えてくださる本があると、マジで、「びっくりすること」の連発ですよ。

今まで「常識」と考えていたことが、まったく違うことに驚かされます。

「量子テレポーテーション」もそうだし(マジでテレポーテーションが起こってることは実験で確認されてます)、「時間が場所によって進む速度が違う」ってこと、知ってた?

エベレストみたいな高い山での時間の進み方と、平地での時間の進み方は違うのは、もう確認されてるんだって。いろいろ「SFみたいなこと」が既に解明済みらしくて、知らずに生きてきたことが恥ずかしい。

 

わたしは、「インターステラー」や「テネット」みたいなクリストファーノーラン監督のSF映画が大好きなんですが、あれらに描かれている内容は、現代の最先端物理学でかなりの程度証明されているようなことみたいですね。

 

 

長男が理系学部に進むことになったり、父が亡くなったりといったこともあったりで、「量子力学」の世界を少し知るようになりましたが、ホントに、今までは「知らなかった」「常識では考えられないような世界」がどんどん明らかになっているようです。

こういう話はイチイチテレビのバラエティー番組ではとりあげられませんから(たぶん、テレビ局の私立文系卒ディレクターやプロデューサーたちは知らないし、理解できていないから)世間に浸透はしてないのですが、ちょっとこの世界をのぞいてみると、とんでもないことが「知的最先端」で起きていることがわかります。ホントに調べれば調べるほど驚きの連発。「量子力学」の世界。

 

この「量子力学」の話は、「哲学」の世界や、優れた最先端「文学」の世界にも、実は影響を大きく与えています。特に「哲学」への影響は大きいですね。

なにしろ「人は死なない」し「時間は存在しない」んだから。

量子力学を予言していた仏教の「空即是色」やら、根本元素を語っていた古代のギリシア哲学に注目が集まってます。

「宗派」を超える「量子力学」的な世界観。その系譜で一番色濃く出てるのは「引き寄せの法則」関連でしょう。

 

 

そんな本ばかり読んでいた2023年でしたが、最近、たまたま「フォレストガンプ」を息子たちと見直しました。これまで何度も観た映画でしたが、しかし、「量子力学」的な視点をもって、みると、ボロボロに泣けて泣けてしょうがなかった。これまでそんなことはなかったのに。

例の有名なキャッチフレーズ「人生はチョコレートの箱、あけてみるまで何が入っているのかわからない」というヤツ。これは、つまり、「シュレディンガーの猫」の話かとか思ったりして。

ベトナムのダン小隊長と「ババガンプシュリンプ」の会社を成功させますが、そのダン小隊長が「神と戦う」みたいな話もあります。これと「チョコレートの箱」理論の、どっちも正しい、みたいなことを最後にガンプが言いますけれども、それを聞きながら、はっと気がつくのです。「これは、つまり、粒子と波の二面性ってことか」と。観測されない場合は「波動」だけれども、観測されたら「粒子」になるというアレ。

あらためて、超深い名作だなーと思った次第です。「フォレストガンプ」。

 

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