犯人に同情するわけではないですが、(被害者には同情しかない)
たぶん「学歴」がすべての基準になる「メリトクラシー」価値観の弊害でもあるんだろうなと思います。
まるで「学歴がその後の人生をすべて決定する」かのような「幻想」が
世間に蔓延し、進学校で「思い込みのはげしい」病んだ青少年を追い込んだのかなーとも思います。
秋葉原の歩行者天国に車で突っ込んだり、京王線の車内で火を付けたりするような、「若者の事件」がメディアで大きく取り上げられると、「時代の背景」みたいなことが、深読みされがちではありますが、昔からいるであろう、「頭がちょっとおかしい」ところのある「不遇な境遇」の若者が、「自暴自棄」になって「劇場型犯罪」を起こしただけとも言えます。
わたしも含めて、若い頃は、世間との折り合いがうまくいかないことも多々あり、世の中が嫌になって、空からダチュラをばらまいたり、原爆作りたいとか、そういう「妄想」的な逃避思考をすることはあるものです。ホントにやるやつあーいないけど。犯罪だから。
何年もかけて国立大学の受験の準備をしてきて、結局、試験当日に見知らぬ通り魔に後ろから刺されたりしてはたまらない。
「ドラゴン桜」じゃねーんだから。(あのクソドラマの影響もあるのか?)
共通テストがうまくいかずに、軽く絶望的になっている若者もいるかもしれないので、あえて言いますと、大学とかどこいっても、人生たいして変わりません。
今回の犯罪者のような、「東大東大」頭の中が洗脳されてイッパイイッパイになって、犯罪を犯すようになったらおしまい。それくらいなら、大学進学なんか忘れて「好きなことして」生きていったほうがずっといい。
名古屋の有名進学校の生徒らしいですけれども、きっと成績が伸び悩んだんではなかろうか。
もしかして東大や医学部は無理なレベルになったのかもしれない。
でも、たぶん、早稲田とか慶應だったらいけたんじゃない?
地元の名古屋大学だって超立派。
人生、それで十分じゃね?
「東大」とか「医学部」とか、考えすぎ。むりなら無理で全然かまわないし。
「東大」じゃないと「肩身が狭い」とか、
「医学部」じゃないと「世間体が悪い」とか、
やっぱりそういう価値観自体が、ゆがんでる。
フツーの学校を卒業して、フツーの会社に就職し、フツーに働いている、フツーの大人のことを、なんだと思っているのか。
そんな「底辺」の人生になったら、「人生おわってる」とかなんとか思ってんのだろうか。
視野狭窄。
それが「メリトクラシー」の考え方です。
「成功者」以外は認めない考え方。
「東大」とか「医学部」とかを、「あがめたてまつり」過ぎ。
「学歴至上主義」すぎ。
「学歴偏重」すぎ。
「学歴厨」すぎ。
「学歴」とかたいしたことねーっつの。
犯人を擁護するわけじゃ全然ありませんけれども、
たぶん、この時期、入学試験シーズンで、世間はみんな「神経がピリピリ」してる。
わたしも昔、共通一次試験の当日すげーおなかこわしました。
正月にはじめて大酒飲んで、限度を超えて二日酔いのひどいのが続いてたせいもあるけれども、
やっぱり「これで人生が決まるかも」と思い詰めてて、神経が過敏になってたから、おなか壊したんだと思います。
結果的に、共通一次はまずまずの成績で、国立大学も合格しましたけれども、結局、そこには行かずに東京の私立に行くことになった。
あのときの緊張はなんだったのかという。
しかも、結局、自営業やってるんで、何のために大学に出たのかも、よくわかんないという。
試験ものは、適度な緊張感をもって、全力を尽くした方がいいに決まってますけれども、あんまり結果にこだわりすぎても、しょうがないです。
最善の努力をしたけれども、不運などもあり、結果が芳しくなかった場合、世の中不思議なもので、どこか別のところからの救済措置的な手がさしのべられたりするものです。
捨てる神あれば拾う神あり的な。
「東大」に受かったから「勝ち」、落ちたら「負け」みたいな、考え方ばっかりしてると、犯罪者になっちゃうから要注意。
いつものように、とりとめなく、バラバラとした思いつきだけで、幕。
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