次の古楽コンサートのお知らせです。18世紀に誕生し、ドイツの礎となったプロイセン王国の第3代国王フリードリヒ2世は文武両道に秀で、国をヨーロッパ随一の強国に発展させると同時に、名手クヴァンツにフルートを師事し、自らフルート奏者として演奏や作曲も手掛けました。
大王はベルリンの衛星都市ポツダムにロココ式の離宮、サン•スーシ宮殿を建造し、ここに優れた音楽家を招聘しました。特にバッハの次男、カール•フィリップ•エマヌエルが奉職し、その機縁で大バッハが訪れて、大王からテーマを与えられて、「音楽の捧げ物」を作曲した話は有名です。
この宮廷楽団には多くの優れたヴァイオリニストも集められました。特にコンサート•マスターの地位にあったフランツ•ベンダとヨハン•ゴットリーブ•グラウンはす多くの素晴らしい作品も遺していますが、出版されたものが少なく、今日なかなか演奏の機会に恵まれません。
今回はベンダとグラウンに焦点を当て、それにバッハと次男カール•フィリップ•エマヌエルのヴァイオリン作品も織り交ぜて、ご紹介したいと思います。
是非実演に触れていただければ幸いです。
プログラムはこちらです。
J•S•Bach(1685-1750):Violin Sonata BWV1023
J•S•Bach:無伴奏チェロ組曲より
C•P•E•Bach(1714-1788):Violin Sonata H.524.5(BWV 1020)
休憩
C•Schaffrath(1709-1763):fuga
F•Benda(1709-1786):Violin Sonata L-Ⅲ-109
J•G•Graun(1703-1771):Violin Sonata C.ⅩⅦ65
お問い合わせ、ご予約はこちらまでご連絡下さい。
franztak@gmail.com
09092409946 (SMS)

