残り2週間で何をするか
弁理士の短答試験まで2週間を切りました。
そこでこの2週間で何をなすべきかについてお話をしたいと思います。
1 穴を作るな
短答試験は6割5分で合格が出来る試験ですので、全て万遍なくできる必要はないのです。
ただ、そのように考えて本番に臨むと、結構この6割5分に届かない場合があります。
その意味では穴を作らない。自分が苦手意識を有している単元はこの2週間で完全に潰すように して欲しいとい思います。
ただ、過去10年分の問題から出題がされていない単元は先ず出題可能性が低い部分ですので、手が回らなければ敢えてこの時期には取り組まないほうが賢明かもしれません。
2 過去問を10年分2回は回せ
本試験の対策はあくまでも過去問につきます。毎日、1日に1年分は必ず解きましょう。
かなり早い時間で解答出来るはずです。本試験ではスピードがものをいいます。
そのスピードを本試験問題で体感するのです。
できれば、60問を2時間内で解答できようになっているのが理想です。
3 過去問を暗記するな
ただその時に生じがちなのが、闇雲に過去問を暗記しているので解答できているというパターンです。
解答パターンを暗記していると確かに解答スピードが早くなります。
ただこの場合、問題を暗記していることが多く、多少問題の形式や出題の意図をずらされた場合でも本試験では気づかないということがあります。
そこで、問題を回答するに際しては必ず場面が頭の中で想起できているかという観点を忘れずに過去問を繰り返して欲しいと思います。
4 可能性を否定するな。そして過去を振り返るな。
試験直前になると、今年は駄目かも。来年やろう。
こう考えてしまう傾向がある方は、この先何年も合格できないかもしれません。
受験には来年はないという信念が必要です。
また試験が終了したら、終了したことに関して振り返ってはいけません。
合格したものと信じて次のステップに進みましょう。
そうしないと1年間をフルに受験に使ったということにはなりません。
結局何年も経過してしまうことになります。
以上の点は分かっているようでなかなか理解できない点す。
あと短答試験まで2週間を切りました。
この2週間決して悔いの残らないように過ごして欲しいと思います。
弁理士 佐藤卓也