短答試験の当日の心構え
短答試験は知識も重要ですが、これからの過ごし方、そして当日の気持ちが最後の1点には影響してきます。
先ず、この時期ですので、4法はある程度固まっているはずです。
できることをいくらやってもそれは自己満足でしかありません。
下3法は手が付いていない方もおられると思います。この科目はこの時期の読み込みで点数が飛躍的に上がります。
また昨年度のように多少問題形式が変わった場合(特に不正競争、著作権)でも、おそらく2択にまで絞ることは可能な問題が多く出題されます。
この問題やその出題個所の総復習をこの時期は徹底すべきです。
また、必ず、年度別の問題集を毎日解いていきましょう。
年度別と体系別では頭の思考が変わってしまいます。本番仕様になっていない方の多くはこの点が不十分なのかと思います。
また本試験当日。
出来れば、ほぼ何も持たないで試験会場に臨むのがいいのかと個人的には思います。
その場で新たな知識を入れることはないし、それに類するものが出題された場合、違うことが問われていてもそこに気ずかずに解答する場合が多いからです。
更に1問は1問。
出来ないものにこだわるなとということです。
また出来れば、受験後は短答試験の結果を気にせず、合格していると思って次の勉強をすべきです。
この時期の論文の勉強が、本来は一番伸びるからです。
上記が私が短答試験に臨む際に行っていた事項です。
短答は一番きつい試験でもありますが、6割5分で通過できる試験と考え、自分は大丈夫と思う肯定感が必要です。
頑張って下さい。
弁理士 佐藤卓也