そろそろお米の値上がりの話を | 藤原拓哉の日々雑感

藤原拓哉の日々雑感

何気ない毎日ですが、ふと思ったことをツラツラと書いていこうと思い、立ち上げてみました。

いろんなことを僕なりの目線で書いてみようと思います。

この春先からずっとお米の原材料の玄米の価格が上がっていっています。

 

他の食料品、例えばオリーブオイルなどのように価格は天井知らずです。

 

 

 

今回の値上がりの原因はまず、令和5年産の玄米が不作だったということが挙げられます。

 

国が発表した作況指数では例年並みということでしたが、

 

どうやらそれは計算ミスで実は不作であったことが分かりました。

 

まぁこれも作況指数を導き出す職員が足りておらず、最初の概算で計算された数字なので、

 

間違いがあっても仕方のないこと。それよりも修正した数字を出してほしいですね。

 

 

 

次に言われているのが、新型コロナが5類に移行し、外食産業が活気づいたことが挙げられます。

 

コロナ禍で困っていた業界ですが、ここに来て回復し、コロナ前の水準に戻ってきました。

 

こうなってくるとコメも今まで以上に需要が出てきます。

 

 

 

そうなってくると業務用に使われるような低価格帯の玄米は冬が終わるころにはなくなってしまいました。

 

そして、次に動くのは低価格帯の一つ上のクラスの玄米です。

 

この辺りで言うとコシヒカリなどの地場のコメですね。

 

それがこのゴールデンウイーク明けにはだいたい底をついてきました。

 

というように安い玄米から売れて行き、今では北陸や東北産のコシヒカリやあきたこまちなどが

 

業務用として使われるようになってきています。

 

 

 

他にもお米の値上がりの要因はありますが、今年ほどの値上がりは類を見ません。

 

そのため、うちでは4月あたりから毎月値上げをお願いしています。

 

それでも今まで仕入れていた玄米が底を付いたりします。その場合は次に安い玄米を仕入れることになります。

 

そうやって毎月違った玄米を仕入れながら、どうにか業務用のお米を精米できています。

 

 

 

新米が市場に出るまで早くてもあと2か月。それまでどこまで値段が上がるのか、

 

それをお客さんに伝えることがなかなか難しいです。

 

まぁ、30年ぐらい前のようにお米自体がなくなることはないようなので、そこだけは安心です。

 

こんな大変な時代ですが、お客さんにも理解していただいて、

 

今まで以上の高品質のお米を使ってもらうようお願いして回ります。