秋がきた
秋は好きだ
だけど
秋になって日が短くなるのは
ちょっとさみしい
仕事が終わって帰る時
暗くなり始めているのを見ると
仕事だけで一日が終わってしまうような気がして
さみしい
あと
最近のクルマはヘッドライトがまぶしい
対向車も後続車も
だからなんとなく
早く帰らねばと気がせいてしまう
時間は
暗くても明るくても変わらないのに
それに
最近は昼間はいつまでも夏みたいに暑いのに
暗くなるのだけが早くてなんだか納得がいかない
以前アロマの先生に
寒くなると気分が落ちるタイプだ
と言われたことがある
現にこんなふうに思っているから
その通りなんだろう
以前読んだ小説に
「四季は体にとって調節が多くてストレス」
「人間が陽気になったり憂鬱になったりする最大の要素が季節」
「韓国、中国は大陸性気候で夏と冬だけ」
「アメリカもヨーロッパも似たようなもの」
「アフリカにはうつ病がない」
「熱帯の場所は光が多すぎてうつ病になれない」
「だけどそのぶん感性は退化する」
「悩めなくて悲劇的で滑稽だけど不幸かと言うとそうでもない」
とういうようなことが書いてあった
(樋口有介著:雨の匂い)
気分が落ち込むと
なんとなく罪悪感も感じてくる
特に何かあったわけじゃないのに
落ち込むじぶんがバカみたいだし
情けなくなったりする
だけど
日本人が
そしてぼく自身が
そういうものなんだと思うと
特別異常もなく通常運転なんだなと思える
そして落ち込んだ時には
泣ける映画を観てもいいし
バラエティ番組を観て笑ってもいい
ひとりでドライブに出かけ
クルマのなかでウクレレを弾いて
好きな歌をうたってきてもいい
泣ける映画がみつからない
好きなバラエティがやってない
歌いたい歌が思いつかない
そんな時もあって
どうしても気が晴れなければ
明日1日くらい仕事だって休んじゃえばいい
たくさん悩むのはぼくだけじゃないし
ぼくだけでもある
いつだってぼくは
ぼく自身のきもちをちゃん分かってあげる事を
忘れてはいけないんだと思う