きょう仕事中に
ベビーカーにのった赤ちゃんと目があった
ぼくはマスクをしてるけど
「ほわっ」として笑いかけた
しばらく仕事を続けていたら
ぼくの後ろから
「ぶぶぶぶぶぶ」
って音がして振り返ると
通路をぐるっと回ったベビーカーの
さっきの赤ちゃんがこっちを見ながら
くちびるで「ぶぶぶぶぶ」って言ってた
「こっちだよ」
って呼んでくれたような気がして
うれしかった
前にもブログで書いたことがあるけど
「ミステリと言う勿れ」
というマンガを読んでいる
そのなかで
ちいさな子にうまいこと言って
秘密を聞き出そうとするひとに対して
「こどもはバカじゃないです。
自分がこどもの頃、バカでしたか?」
というシーンがある
ぼくはけっこう最近まで
こどもが苦手だと思っていた
その理由はまさにこれだ
じぶんがこどもの頃
親やまわりのおとなが
適当なことを言っているとちゃんとわかった
適当に返されてるとか
ごまかされてるとか
あぁめんどくさいんだなとか
そう感じるたびに
かなしかった
ひとの目が怖かったわりと最近までは
ぼくのそういう弱さからくる困惑や
苛立ちが伝わってしまうと分かっていたから
こどもにどう接していいのかが
わからなかった
きょうの赤ちゃんのように
ことばも憶えていなくても
ぼくがマスクのしたで笑顔だったのも
呼んだらまたこっちを向いて
笑ってくれるということも
きっと伝わっていたに違いない
寧ろおとなになると
いろいろ考えてしまって伝わらないのかな
ことばで伝えることもとても大切だけど
ことばにならないような
この「ほわっ」とした感覚を
そのまま受け取ってもらえたらな
と思うのはぜいたくなのかな
あの赤ちゃんには
ぼくの気持ちが伝わってよかった
受け取ってもらえてうれしかった