「Don’t think. Feel.」

という言葉がある

 

武術家で俳優のブルース・リーが

(もっとたくさん肩書があるけど)

映画のなかで言ったセリフ

 

ぼくは仕事がたてこんだり

家のなかがゴタついたりすると

どうしても思考過多になる

 

目的達成、問題解決のため

効率や生産性を考え

人の気持ちも考え

頭がフル回転

 

仕事の場面では

ある程度仕方のないことだと思う

 

でもぼくの場合

こういう時は間違いなく

グルグルと思考だけが回って

はたと気づくと

目的と離れたところで頭を悩ませている

 

目的を達するための手段であるはずが

その手段から派生した問題解決に

心身を疲労させている

 

疲れて思考停止すると

「なんかすっごくしんどいぞ」

とやっと気づく

 

頭がまわらなくなったがゆえに

 Feelの部分、感覚が戻ってくる

 

そして改めて現在地を確認すると

目的は手の届くところにあったりする

 

またやっちゃったって思う

このグルグル思考で目を回していると

抜け出すのにけっこう時間がかかる

 

あれこれ悩んだ間の思考が

全く無駄ではないけど

あまりにも時間も心身も消耗してしまう

 

頭をつかうことも大事

だけど

おんなじくらい感じることも大事

 

武道・武術でも

練習・稽古のときはいろいろ考える

そうして身につけことは

思考でなく感覚でできるようになっていく

 

ぼくは

そんなに一生懸命武道・武術に

うちこんだという程ではなかったけど

きっとそんなところが好きなのだと思う

 

思考ばかりでなく

もっと感じることを大事にしなければ

 

そんなことを教えてくれる

「Don’t think, Feel」

ブルース・リーは偉大な人だったと思う