歩兵の本領/講談社
¥1,620
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浅田次郎氏の2001年の書籍。


自分の実体験をもとに書いているんだなと

思います。



時は1970年代の高度経済成長期。

自衛隊に入隊した若い隊員たちの生活感あふれる

殺伐とした、また時代が昭和全盛期のなかで、

どう揺れ動いているのか、自衛隊隊員の目から

日本を描いています。



短編集の集まりのなかでも、微妙に話がつながって

いる、そんな面白い本です。



軍隊とは何か、自衛隊と何か、矛盾を感じながらも

粛々と任務を全うする隊員たち。


まさに歩兵の本領でした。