雌雄の行動差、発生の仕組み解明 東北大、ハエの脳で確認 | takutoのブログ

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 東北大大学院生命科学研究科の山元大輔教授(遺伝行動学)の研究グループは、ショウジョウバエの脳の神経細胞を、オスとメスで異なる形にする遺伝子の仕組みを解明した。性の違いで表れる行動の差は、神経細胞の影響を受けているとされる。神経細胞の状態を探ることで、人間でも男女で差がある疾病対策への応用が期待できるという。

 ヒトを含めた動物の脳に性差があることは、約40年前から知られていたが、差を生み出す仕組みは分かっていなかった。
 山元教授は、ショウジョウバエのオスだけが持ち、脳から失われると神経細胞がメス化する「フルートレスタンパク質」に注目し、働きを詳しく調べた。
 フルートレスタンパク質は特定のタンパク質と結合し、染色体をぎっしりと束ねて「遺伝情報を読めない状態」にしたり、反対に束を緩めて「遺伝情報を読める状態」に切り替えたりすることが分かった。
 遺伝情報は、細胞内の染色体の中にあるDNAに含まれ、目や髪の毛の色など人間の特徴や各部の機能を決める指示を出す。
 分析の結果、神経細胞は、染色体が詰まった状態だとオス型、弱くほどかれた状態だとメス型になるという。この性の違いが「求愛するオス」「求愛を受け入れるメス」のように、行動の違いとなって表れるという。
 山元教授は「ヒトにもこの仕組みが関与している場合は、発症に性差のある疾病の原因解明や治療に貢献できる」と話している。
 研究成果は、8日付米国の科学雑誌「Cell」に掲載された。
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