女流モンドのデータについて | takuteiオフィシャルブログ「takuteiのほぼ麻雀」Powered by Ameba

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麻雀ロンのことや各種麻雀放送のことなど。

 明日は、GPCと第8回女流モンド#5の放映(裏解説)があります。最近のモンドはデータマンが登場し、馬場さんや私はこれをしばしば番組の中で取り上げます。とはいえ、モンドの放映自体が10年以上で、古いデータから集計すると大変な手間となります。そこで徐々に新しいものを更新しつつ、古い情報を遡って集計していくことになりました。それを見た僕の分析がこれ。

仲田かな…超攻撃型、打点が高い。漢塾の打ち方。見える手役は落とさない。縦系の打ち手。
涼崎…リーチが多い(宮内と同じ)、にも関わらずロンが多いのは捨て牌が上手い(自然迷彩になっている)のか、逆にツイていないのか? 
岩井…サンプルは少ないものの、平均順位良し、一番の面前率、半荘の獲得点数が高い、平均打点も高い
二階堂亜樹…放銃率が低い(一番低いのは和泉だが、対局数から考慮したらあきが一番か)8回連続出場
黒沢…平均放銃点数が一番低い。無謀ではなく、敵の安手が分かっているから強気に攻められる?
和泉…アガリ率№1、放銃率も低い、平均順位は2.0以下
宮内…リーチ成功率が高い、ツモアガリ率がダントツ、アガリ率20%オーバー、半荘の獲得点数が高い。
二階堂るみ…意外と鳴いている(フーロ率高し←それが前回の不調の原因だったのか?)

 一方、こちらはモンド視聴者である@Moto8xさんが集計されたデータです。これが中々面白い。特に「親番アガリ率」「平均得点(素点+本場・供託)」などが興味深いですね。
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 また、@Moto8xさんはこのデータから気がついた点をざっと列挙されています。(参照: http://bit.ly/apywyq )

①岩井プロは親番での平均和了点(打点)が非常に高いが親番での和了率は平凡(#16、#17)
②第6回王座決定戦の前に、前回優勝者・和泉プロの打点の高さを強調する解説があったが、当該戦績では最下位(#6)
③和泉プロは打点が低いにも関わらず前回2位だった理由は何か?比較的、本場や供託の獲得が多いがそれだけ?(未調査)
④宮内プロのツモ和了率の高さを指摘する解説の中で、ツモ和了率が3割台なら平均的または良いような話があったが、平均で44.5%もある(#7)
⑤宮内プロは打点はイマイチだが、初出場でいきなり2連続トップの仲田プロをも凌ぐ親番での高い和了率が特徴(#16)
⑥亜樹プロの和了点の実に約70%が親番での和了によるもの(#18)
⑦亜樹プロが立直した場合、供託に回るケースが多いが放銃率は低い(#9、#12)。
 追加:放銃は避けても役満、倍満、跳満などの親っ被りで大量失点。
⑧涼崎プロは立直率トップだが放銃が多い(#10、#11)→第7回#10で2箱凹んだ影響が大きい
⑨表の下部に示した半荘当たりに換算した数字は視聴者の感覚に近いか?亜樹プロのファンは相当に不満と思われる(#23)

 収録時のデータとは若干データの取得範囲・形式は違いますが、こちらは1戦ごとに情報更新されているところが良いですね(収録時のデータは基本的に8戦こと)。既に収録は終わっているため参考にすることはできませんでしたが、裏解説では十分間に合います。今後はフル活用させていただきたいと思いますので、皆さんもぜひご参考にしてください!