さんクィーンカップ#3 その3 | takuteiオフィシャルブログ「takuteiのほぼ麻雀」Powered by Ameba

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麻雀ロンのことや各種麻雀放送のことなど。

何か、質問に答えるだけだったのに凄く長くなってしまいましたヽ(;´Д`)ノ

>一番の問題シーンは最後に訪れます。私、相当手塚プロのファンなんですけど…紗掬さんが最後にかましてくましたw

まず、このシーンを説明します。南4局2本場、親から水原・手塚・小松・黒沢の座り順です。手塚はアガリトップ、親の水原は1300オールか4800以上、黒沢はハネ満をツモか手塚からロンでOK。

1 終盤にさしかかった頃、先にテンパイを入れていた黒沢がドラの東を離す。

2 水原、ツモ切り

3 東トイツで持っている手塚が東を一枚切る。親の水原はアガリを見逃す理由がないので、ほぼ通る

4 水原、メンホンチートイツテンパイ。2枚切れのドラ東単騎に受けダマテン。その後、赤三筒をツモ切り。

5 黒沢・水原の共通安全牌がない手塚が2枚目の東を切って水原にロン。アガリトップで水原が決勝進出

という流れです。

 これについては、水原の手に手変わりがあった時点で東は切っちゃいけませんね。共通安全牌でなかったとはいえ、両者にほぼ通る筒子を2枚(四筒五筒)抱えていて、それを使い切った後なら「仕方ない」と擁護もできるのですが…。

 四筒は、二筒4枚見えの状況で、黒沢の東切りの後に水原が七筒を通している。ドラは赤三筒絡みのハネ満直撃の可能性は0%ではないが、非常に可能性は低い。

五筒は黒沢の現物。七筒が4枚見えの状況で、赤三筒をツモ切った水原に五筒をロンされる可能性は非常に低い。

ということから、まず五筒から切り、次に安全牌がなかったら四筒という順番で切るのが良かったのでしょう。

 余談ですが、ハネツモが必要な黒沢は、
二萬三萬三萬四萬四萬五萬六萬八萬八萬五筒六筒三索四索五索
から、赤三筒ツモで345の三色を考えたのか六萬を切っていますが、ここは六索ツモ→三索切りリーチや、四筒ツモ→三索切りフリテンリーチがあるだけに、三萬を切っておくべきだったでしょうね。

 ところで、痛恨の放銃になった手塚ですが、南4局では一索四索のリーチをかけています。一索だとタンヤオが消えるのでかけたリーチです。が、この局で上手い対処はなかったかな、と思って見返してみると、一応ありました。

手塚の手牌
發三筒六筒六筒三萬三萬三萬六萬七萬八萬三索六索七索ドラ九筒
となっている時、上家の水原が六筒を切っていたんですよね。これをポンして發を切れば、

手塚の手牌
三筒三萬三萬三萬六萬七萬八萬三索六索七索 六筒横六筒六筒ドラ九筒
となっています。三萬が暗刻ですから、単騎待ち→両面変化も十分ある強い形ですね。ま、「こういう鳴きが他家リーチを誘発する」ことを嫌って自分自身は見送ることが多いのですが、この形なら鳴いても良かったんじゃないか、と思いました。手塚としては、この局で水原に連荘を許したのが痛かったですね。

以上が「第8回さんクィーンカップ#3」の質問&回答でした。長くなってしまい( TДT)ゴメンヨー