何か、質問に答えるだけだったのに凄く長くなってしまいましたヽ(;´Д`)ノ
>一番の問題シーンは最後に訪れます。私、相当手塚プロのファンなんですけど…紗掬さんが最後にかましてくましたw
まず、このシーンを説明します。南4局2本場、親から水原・手塚・小松・黒沢の座り順です。手塚はアガリトップ、親の水原は1300オールか4800以上、黒沢はハネ満をツモか手塚からロンでOK。
1 終盤にさしかかった頃、先にテンパイを入れていた黒沢がドラのを離す。
2 水原、ツモ切り
3 トイツで持っている手塚がを一枚切る。親の水原はアガリを見逃す理由がないので、ほぼ通る
4 水原、メンホンチートイツテンパイ。2枚切れのドラ単騎に受けダマテン。その後、赤をツモ切り。
5 黒沢・水原の共通安全牌がない手塚が2枚目のを切って水原にロン。アガリトップで水原が決勝進出
という流れです。
これについては、水原の手に手変わりがあった時点では切っちゃいけませんね。共通安全牌でなかったとはいえ、両者にほぼ通る筒子を2枚()抱えていて、それを使い切った後なら「仕方ない」と擁護もできるのですが…。
は、4枚見えの状況で、黒沢の切りの後に水原がを通している。ドラは赤絡みのハネ満直撃の可能性は0%ではないが、非常に可能性は低い。
は黒沢の現物。が4枚見えの状況で、赤をツモ切った水原にをロンされる可能性は非常に低い。
ということから、まずから切り、次に安全牌がなかったらという順番で切るのが良かったのでしょう。
余談ですが、ハネツモが必要な黒沢は、
から、赤ツモで345の三色を考えたのかを切っていますが、ここはツモ→切りリーチや、ツモ→切りフリテンリーチがあるだけに、を切っておくべきだったでしょうね。
ところで、痛恨の放銃になった手塚ですが、南4局ではのリーチをかけています。だとタンヤオが消えるのでかけたリーチです。が、この局で上手い対処はなかったかな、と思って見返してみると、一応ありました。
手塚の手牌
赤ドラ
となっている時、上家の水原がを切っていたんですよね。これをポンしてを切れば、
手塚の手牌
赤 ドラ
となっています。が暗刻ですから、単騎待ち→両面変化も十分ある強い形ですね。ま、「こういう鳴きが他家リーチを誘発する」ことを嫌って自分自身は見送ることが多いのですが、この形なら鳴いても良かったんじゃないか、と思いました。手塚としては、この局で水原に連荘を許したのが痛かったですね。
以上が「第8回さんクィーンカップ#3」の質問&回答でした。長くなってしまい( TДT)ゴメンヨー