それは5月2日の朝であった。たくぼんの隣の家から出火したのである!
ムスコ「お父さ~ん!隣の家がすごいケムリだ!火事どわぁぁぁぁぁぁ!」
たくぼん「ぬわにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」
窓を開けて隣を見る。1階からオレンジ色の火が見える!ケムリもすごい!
たくぼん「キシリアさん!火事だ!119番に電話して!」
とにかく外へ出る。となりにはおばあちゃんがいたはず!
火がすごい!
キシリア「たくぼん!火事の時は119だっけ?」
たくぼん「さっき言ったろ!119だぁぁぁぁぁぁ!」
人間はあせるとわけの判らない行動をしますね。漫才ではありません。
たくぼん「キシリアさん、電話しながら逃げろ!ムスメを連れてすぐ外に出ろ!」
ムスコはさっさと会社に行ってしまい、大丈夫でした。
とにかくプロパンガスが爆発してはまずい!焼け石に水でもかまわない!
たくぼん「水よ出ろぉぉぉぉぉぉぉぉl!爆発するなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

熱い!ガラスが割れ、たくぼんに襲いかかる!
たくぼん「ええーい、消防車はまだか!そうだ、おばあちゃん!」
ホースを放り投げ、おばあちゃんの救出に向う。近所の人も同じ事を考えたようだ。
玄関までおばあちゃんは逃げてきていた。若い人に抱きかかえさせ外へと逃げる。
たくぼん「キシリアさん!もう1軒隣だ!子供がいたはずだ!」
ちょうど消防車がやってきた。キシリアさんは2軒隣の子供たちを非難させたようだ。
体から力が抜けていくようだ・・・・・・
オイラの家が・・・クルマが・・・・バイクが・・・・・・・・
助けてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!
だがしかし!神はいたのだ!消防士という神が!


燃え盛る炎、熱気のせいでまわりの家にも火が燃え移る。
消防士たちの声が響き渡る。
「圧力を確認しろ!ホース!要救助者無し!」
近所の皆さんの声も響き渡る。
「早く消してぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
放水がガンガン開始される。

ものすごい水だ!どんどん火が小さくなる。ケムリがすごい!



鎮火だ~。けが人無し!燃えちゃったのが2軒。少しだけ焦げちゃったのが1軒。


疲れた消防士さんたちも喉を潤している。

鎮火後に太陽が顔を出しはじめた。
たくぼんの家の2階からです。


キシリアさんと胸をなでおろしました。
神様はいたようです。たくぼんの家はとりあえず大丈夫でした。
バイクも熱で溶けませんでした。
出火原因はどうもガスレンジの消し忘れのようです。
けが人はいません。ですが、大切な家が燃えてしまい、寝るトコロがなくなった家族が
2組。
町内会でいろいろ考えたのですが、市の防災課がすぐに手配してくれたのでなんとか
なりました。
皆さん、火の元は確実にチェックしてくださいね!
会社でやっている火災訓練や防災訓練がこんなに役に立つとは!
さーて、明日もがんばって片付けなきゃ!